デジタルコンテンツ配信などを行うDMM.comが、12月17日、MVNO事業に参入した。NTTドコモのネットワークを利用したサービス「DMM.mobile」を提供する。データ通信、音声通話の両方を提供し、以前使っていた電話番号を引き継いで使える番号ポータビリティ(MNP)にも対応する。
DMM.comでは1200万人の会員を抱えており、彼らにDMMで利用できるサービスやポイントを付与するキャンペーンを行うことでモバイルユーザーの獲得を狙うという。初年度は会員50万件、5年間で会員150万件の獲得を目指す。オンライン販売のみで、店舗は展開しない。
特徴は低価格とプランの多様さ。月間利用が1Gバイト以下であれば月額660円から利用できるデータ専用プランは「業界最安値」としている。このほか、7Gバイトまでのデータ通信に加え音声通話もできる「通話SIMプラン」、最大3枚のSIMカードで8Gバイト、10Gバイトのデータ通信容量を分け合える「シェアコース」なども提供する。
利用上限に達すると高速通信の制限がかかるが、3秒間まではLTE同等の速度でデータの読み込みが可能なバースト機能を備える。また、高速通信のON/OFFを切り替えられるアプリ、専用IP電話アプリを2015年3月に提供予定だ。
SIMカードとセットで購入できる端末も6種類提供する。一括購入価格は、Huawei「Ascend Mate7」が4万9800円、ASUSTeK「Zenfone5」が3万1000円、「Nexus7」が3万9600円、LGエレクトロニクス「G2mini」が3万2400円など。
サービス開始にともない、各種キャンペーンも実施する。(1)通話SIMプランを新規契約した人を対象に基本料金が最大2カ月無料になるキャンペーン(2015年2月28日まで)、(2)契約者全員に毎月利用額の10%をDMMギフト券(発行から1カ月間、DMMの各種サービスを利用できる)としてプレゼント(3)新規契約者にDMMゲームズのポイントを1000ポイントプレゼント(2015年1月31日まで)などとなっている。
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