ソニーのPC部門が2014年7月に独立したVAIO(関連記事)と、仮想移動体通信事業者(MVNO)の日本通信が協業してスマートフォン市場に参入する。12月25日に両社が発表した。現在のスマホ市場における“隙間”を狙う。
端末は共同で開発。提供するサービス価格(端末代+通信費など)は、大手キャリアが提供する価格帯と、イオンや家電量販店などが提供する「格安スマホ」の価格帯の間を埋める設定になるという。「現状のスマホ市場は“高額”と“格安”の二極化が進んでいる。その中間にあたるサービスを日本通信は以前から模索しており、今回のVAIOとの提携に至った」とVAIO広報は説明する。
対象となるユーザーは、高機能スマホのような高額な料金は払えないが、格安スマホでは物足りないと感じる若年層などを想定する。
VAIOと日本通信は、2009年にソニーが発売したミニノートPC「VAIO type P」(関連記事)に日本通信のSIMカードを搭載していたとき以来の関係で、前から新たな共同企画を検討していたという。
2015年の初旬には、製品概要や価格などの詳細を明らかにするとしている。
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