1967年東京都生まれ。信州大学経済学部卒。1989年アスキー入社、パソコン雑誌・ゲーム雑誌の広告営業を担当。1996年にフリーライターとなる。PCゲーム、PCのカタログ、フリーソフトウェア、鉄道趣味、ファストフード分野で活動中。信州大学大学院工学系研究科博士前期課程修了。著書として『知れば知るほど面白い鉄道雑学157』『A列車で行こう9 公式ガイドブック』、『ぼくは乗り鉄、おでかけ日和。 日本全国列車旅、達人のとっておき33選』など。公式サイト「OFFICE THREE TREES」ブログ:「すぎやまの日々」「汽車旅のしおり」、Twitterアカウント:@Skywave_JP。
2015年2月5日、JR西日本は報道関係者向けに北陸新幹線試乗会を開催した。スケジュールは次の通り。「金沢駅に当日朝8時30分までに集合し事前説明」「9時25分に金沢駅に試乗列車入線」「試乗列車は金沢駅を9時56分発、長野駅に11時30分着」「試乗列車は長野駅を12時11分発、金沢駅に13時45分着」「点呼後に解散」。
スケジュールを受け取ったときは「試乗が新規開業区間の金沢駅〜長野駅の往復なので時間短縮のメリットを実感できるだろうか」と不安だった。東京に住む者にとっては「東京〜金沢間が約2時間半」という体験がどんなものか知りたい。恐らく金沢に住む人もそうだろう。しかし、時間短縮については、このスケジュールの組み方が実感させてくれることになったのだ。
北陸新幹線の金沢延伸開業前の現在、東京に住む私が金沢駅に朝8時30分までに到着するには、前日に夜行バスに乗って早朝に到着するか、前泊しか方法がない。寝台特急「北陸」や急行「能登」があったころが懐かしい。ちなみに、2015年2月現在、羽田空港〜小松空港の航空機の始発は日本航空(JAL)1273便で、羽田発7時50分、小松空港着8時55分。小松空港から金沢駅までのバス便は待ち時間を含めて約50分だから、金沢駅着は9時45分以降になる。
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