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» 2015年02月13日 08時00分 UPDATE

杉山淳一の時事日想:試乗して分かった北陸新幹線の「ビジネス力」 (6/6)

[杉山淳一,Business Media 誠]
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首都圏〜北陸は航空機より安い?

 現在分かっている範囲では、JR東日本もインターネット予約割引「えきねっとトクだ値」を設定する。さらに「モバイルSuica特急券」も利用可能。東京(都区内)〜金沢駅の通常期の定価は1万4120円になるところ、「えきねっとトクだ値」は10%割引で1万2700円。「モバイルSuica特急券」は1万3380円。「スーパーモバイルSuica特急券」は1万2030円となる。現在の越後湯沢経由の定価は1万3050円で、やはり若干の値上がりとなる。時間短縮や乗り換え解消を考えれば妥当なところだろう。

 北陸新幹線開業をにらみ、航空運賃も値下がりしている。全日空(ANA)は3月の前日発売までの割引「特割」について、羽田空港〜小松空港間を最安価格1万2900円に設定した。また、事前予約割引運賃「旅割」では、75日前予約の「旅割75」で最安価格が9200円となっている。

 JALも75日前予約運賃「ウルトラ先得」が9200円。前日発売までの割引「特便割引1」の最安価格は1万2900円で、ANAと同水準となっている。当日なら新幹線がトク。事前割引は前日前運賃が新幹線と航空機で拮抗しており、早期割引は航空機のほうが安い。蛇足ながら、小松空港と金沢駅前を結ぶ北鉄バスの運賃は1130円だ。

 JR西日本は関西と北陸、北陸から関東方面の企画乗車券について、在来線分離の関係でいったん販売を終了する予定だ。しかし、インタビューでは北陸新幹線の利用を前提とした新たな企画乗車券を検討しているという。東京から富山・金沢間について、JR東日本も東京から北陸方面へのおトクなきっぷ「北陸フリー乗車券」の販売を終了する。こちらも新たなきっぷが登場するかもしれない。運賃、料金面については、新たなきっぷが明らかになってから、改めて紹介したい。

プレスリリースを基に北陸新幹線のダイヤを再現した。赤が速達タイプの「かがやき」、青が停車タイプの「はくたか」、緑が長野新幹線「あさま」。紫が金沢〜富山間のシャトル列車「つるぎ」。点線は6月30日までに不定期で運行される臨時列車。定期列車の「かがやき」はビジネスの速達需要を考慮して午前中と夕方以降に設定されている。「つるぎ」は北陸と関西方面への接続を重視。東京方面の列車と近い時間帯も設定されており、乗客の振り分けを意図している プレスリリースを基に北陸新幹線のダイヤを再現した。赤が速達タイプの「かがやき」、青が停車タイプの「はくたか」、緑が長野新幹線「あさま」。紫が金沢〜富山間のシャトル列車「つるぎ」。点線は6月30日までに不定期で運行される臨時列車。定期列車の「かがやき」はビジネスの速達需要を考慮して午前中と夕方以降に設定されている。「つるぎ」は北陸と関西方面への接続を重視。東京方面の列車と近い時間帯も設定されており、乗客の振り分けを意図している


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