いまの若い人たちからすれば、AさんやBさんの話を聞いて、「昭和的だなあ」と感じられるかもしれません。私も20代の人間なので、若い人たちの気持ちも理解できます。でも、年齢や世代は関係なく、AさんやBさんの言動から学ぶべきことがあると思うのです。それは、すべての人に平等に与えられた「24時間の使い方」。破天荒な生活を送っているようで、実は自分にとって必要なもの不要なものをきちんと取捨選択をして、行動しているのです。
私がこれまで出会ってきた出世している人には、ある共通点がありました。それは「多くの時間を費やしている=自分が情熱を傾けている」。それは人によってさまざま。今回ご紹介したAさんのように、すべての仕事に手を抜かず、目の前にあることに全力投球されている方もいらっしゃいます。いずれにせよ、好きだからこそ長い時間続けられるのでしょう。
自分の時間の使い方を分析すると、「上司から言われてイヤイヤやっていることがあるなあ」と感じられるかもしれません。そうした仕事をすぐになくすことは難しいかもしれませんが、できるだけ減らす。そしてその分を、自分が情熱を感じられることに時間を使ってみてはどうでしょうか。そうすれば、結果は“あとから付いてくる”でしょう。
1988年10月16日大阪府生まれ。16歳のときに処女作『デリンタ(悪魔の子)と呼ばれた天使たち』(文芸社)でデビュー。このほか『国民の声』(文藝書房)に寄稿、『罪追人』(文藝書房)、今春『赦れる天秤』を刊行予定。
京都ノートルダム女子大学卒業後、北新地のクラブへ。クラブ「城」閉店後、銀座に移籍。銀座40周年の老舗「クラブセントポーリア」でナンバーワンの座を手にして、その後26歳の誕生日に某有名店のママに就任。
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