原発事故で逃げることができず、被ばくした人がたくさんいる。彼らがこうなったのは誰のせいなのか。責任は誰にあるのか。メディアはこの問題をウヤムヤにせず、責任を追及していかなければいけない。
原発報道の記事を読んで「書いている意味がよく分からないなあ」と感じた人も多いのでは。「定年退職したが、東電や原発などを担当していた元記者を呼び戻そう」といった声もあったが、実現しなかった。その背景には、組織の事情があったようだ。
震災関連のニュースを、マスコミはどのくらい報じたのだろうか。ひょっとしたら、まだまだ伝えていないことがたくさんあるかもしれない。この問題について、ジャーナリストの烏賀陽弘道氏と作家の相場英雄氏が語り合った。
福島第一原発の事故で、破壊された一番の財産は「コミュニティ」なのかもしれない。住民は仮設住宅に移って、地元とのつながりが絶たれた。さらに放射能被害を巡っては、「敵」「味方」の対立が生まれてしまったのだ。
大震災の津波に耐えた岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」。復興のシンボルにもなったこの一本松を、新聞社はなぜ何度も記事にしたのだろうか。その理由について、ジャーナリストの烏賀陽弘道氏と作家の相場英雄氏が語り合った。
原発事故は「戦後最大のクライシス」と言っていいだろう。しかし新聞を読んだり、テレビを見て、「よく分からなかった」という人も多いのでは。原発報道のどこに問題があったのか、ジャーナリストの烏賀陽弘道氏と作家の相場英雄氏が語り合った。
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