よくクリックするネット広告のタイプは?
ネット広告をクリックするきっかけは、「自分が興味ある分野」という理由が8割を超えた。実際に購入したことある人は、食品などの低価格商品が多い。C-NEWS調べ。
よくクリックするネット広告のタイプは「バナー(画像広告)」が80%で最も多く、次いで「テキスト(文字広告)」が29%、「動画」が27%であることが、C-NEWSの調査で分かった。
ヤフーバリューインサイトのC-NEWSは10月19日、ネット広告に関する調査結果を発表した。20歳以上のインターネットユーザーを対象に調査し、1000人が回答。調査期間は2007年10月5日から10月7日まで。
購入比率が高かったのは低価格商品
調査結果によると、クリックするきっかけは「自分が興味ある分野の広告のとき」が85%で1位となり、35%の「画像や動画などの印象にひかれたとき」、25%の「価格や希少価値をうたう文章にひかれたとき」に大きく差をつけた。
ネット広告を参考にして商品やサービスを購入、利用したことがある人は45%に達し、購入比率が高かったのは48%の「食品・飲料」、26%の「書籍」、25%の「化粧品」と低価格の商品が並んだ。「車」(3%)や「不動産」(2%)といった高価格商品を利用した人は少なかった。
「キーワード連動型広告」を知っている人は59%
検索窓に入力したキーワードに、関連する広告を表示する「キーワード連動型広告」を知っている人は59%で、「便利だと思う」人の割合は47%。また、このタイプの広告を見て購買意欲を刺激されたことが「ある」人は52%と半数を超えた。
消費者のネット上の行動履歴を基にした「行動ターゲティング広告」に対しては、「良いイメージではない」は17%、「あまり良いイメージではない」が27%となり、違和感を覚える人もいるようだ。「続きはウェブで」と、ネットと連動させたテレビCMを見て、実際にネット検索したことがある人は18%だった。
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