SBIファンドバンクは11月13日、SBIイー・トレード証券の投資信託専門の金融仲介業者として開業した。投資家が投信購入時に支払う手数料と保有期間中に必要な信託報酬に対し、SBIファンドバンクがポイントとして還元していく。手数料などをポイントで還元する金融仲介業者は、国内で初めてという。
対象となる投信は、SBIイー・トレード証券が扱う130本。購入手数料の50%をポイントで付けるほか、信託報酬のうちSBIイー・トレード証券の取り分の20%をポイントで還元する。ポイントの原資は、販売会社のSBIイー・トレード証券が負担する。
サービスを受けるためには、SBIファンドバンクに会員登録(11月14日〜)をし、SBIポイントユニオンが運営する「EGサテライト」上での登録が必要。ポイント交換はEGサテライト上で行うことが可能で、旅行やグルメといった商品のほか、現金との交換ができる。
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