仕事で一人前になるのに何年かかる?――25歳と50歳で差
転職が当たり前になっている現在では、仕事に対する考え方は大きく変化している。今の25歳は3年以内に会社を辞めようと思っている人が4割、50歳の人に25歳当時を振り返ってもらうと……。カシオ計算機調べ。
この25年で「働く」ことへの考え方は、大きく変化してきた。学校を卒業して就職しても、2〜3年で辞める若者が増えたり、「ニート」という言葉が出てくるなど、一般的に若者の労働意欲に対し、批判的な意見が目立っている。
25歳の人は、会社の業務において「一人前」になるまで、何年必要なのだろうか? 今の25歳は「3年」と回答する人が最も多いが、現在50歳の人に25年前のことを振り返ってもらうと、「5年」の回答が多いことが、カシオ計算機の調べで分かった。この結果について、カシオ計算機は「ITの普及で業務処理のスピードは速くなっているが、仕事の本質は別にありそうだ」としている。
インターネットによる調査で、現在25歳と50歳のビジネスパーソン男女各298人、合計596人が回答した。調査期間は3月7日から3月8日まで。
今の25歳、「会社を3年以内に辞める」が4割
現在、働いている会社で何年勤めてみようと思っているのだろうか? 今の25歳は「3年以内に辞める」が40.0%、50歳※は10.4%と、約4倍の差となった。また「定年まで辞めない」と答えた25歳は12.5%、50歳※は35.9%と、約3倍の開きとなった。
現在の仕事にやりがいを感じている25歳の人は12.1%だが、50歳※は34.2%と、約3分の1に減少している。働き方が変わり、転職が当たり前の時代になっているが、今の25歳は仕事のやりがいを感じられない傾向があるようだ。
25歳は上司と、50歳は部下との飲み会を何時間ほど楽しんでいるのだろうか? 「ぜんぜん楽しめない」のは25歳が15.8%、50歳は9.1%。「2〜3時間以上楽しめる」のは25歳が43.0%に対し、50歳は30.6%と、意外にも若者のほうが飲み会を楽しんでいるという結果となった。
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