急激な円高にも一服感が出るなど金融市場が安定しつつある中で、どういった金融商品に関心を持っているのだろうか。興味を持っている金融商品は「外貨預金」が最も多く28.0%、次いで「株式」(25.2%)、「外国為替証拠金取引(FX)」(21.0%)、「投資信託」(20.8%)であることが、新生銀行の調べで分かった。
中でも3位にランクインしたFXはここ数年、急速に市場が拡大している(関連記事)。手数料の安さなどが魅力の1つといわれているが、今後はFXで資産運用をする人が増えていくかもしれない。
インターネットによる調査で、首都圏(東京、千葉、埼玉、神奈川)在住の20歳以上の男女600人(男女300人ずつ)が回答した。調査期間は4月4日から4月6日まで。
ネットを通じた情報提供を重視
現在利用している資産運用の相談サービスで、魅力的に感じているものは何だろうか。最も多かったのは「ネット(Webサイト)を通じた情報提供が充実していること」で30.9%、次いで「ネットや電話で購入できる商品があること」(23.4%)、「サービスを受ける手続きが簡単なこと」(21.6%)だった。
一方で「専任の担当者が相談にのってくれる」と回答した人は10.5%にとどまった。ネットによる調査とはいえ、金融機関の担当者に相談することよりも、Webサイトからの情報を重視しているようだ。
関連記事
- 冬のボーナスの使い道、FXへの投資に積極的なのは?
冬のボーナスで投資に積極的な人は、株や投信、外貨預金、FXに関心が高い。男性が好む金融商品はハイリスクハイリターン、女性はローリスクローリターンの傾向があるようだ。楽天リサーチ調べ。 - 勝間和代氏に学ぶ、金融リテラシーの基本7カ条とは? (前編)
『お金は銀行に預けるな』など、ベストセラーを連発中の勝間和代氏は、日本人の金融リテラシーが低いことに警鐘を鳴らしている。日常生活にも必要だという最低限の金融リテラシーとして、勝間氏は7カ条を挙げる。 - “守りながら攻める”普通預金&定期預金の使い方
銀行預金には「元本割れがない」という安心の半面、「物価が上がれば事実上の目減り」というデメリットがある。しかし探せば、メガバンクの定期預金よりも、高い金利が付く普通預金もある。ここでは銀行預金と上手に付き合う方法を考えていこう。 - 円安・円高でも収益機会を、ソニー銀行がFXを開始
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.