高校3年生にとっては大学受験の本番まで残り数カ月となったが、どの大学に入学したいと考えているのだろうか。関東の高校生は10位までがすべて私立大学だったが、東海では国公立大学が5校、関西では4校ランクインしていることが、リクルートの調べで分かった。
関東の志望度1位は「早稲田大学」で14.5%、以下「明治大学」(12.1%)、「立教大学」(10.4%)、「青山学院大学」(9.5%)、「日本大学」(9.4%)と続いた。国公立大学は上位20校中、男子では6校(千葉、東京、横浜国立、埼玉、東京工業、筑波)がランクインしたが、女子では2校(千葉、横浜国立)にとどまった。
東海の志望度1位は「名城大学」で11.1%、以下「中京大学」(10.9%)、「名古屋大学」(9.9%)。上位20校中、国公立大学が8大学ランクインしており、関東・関西と比べ最も多かった。
関西の志望度1位は「関西大学」で16.6%、以下「近畿大学」(11.2%)、「立命館大学」(9.8%)。上位20校以内に関東と東海エリアの大学が入っておらず、関西の高校生は地元志向が強いようだ。
発展していく可能性がある大学を聞いたところ、関東と東海は「早稲田大学」、関西は「京都大学」がトップ。活気がある感じがする大学も、関東と東海では「早稲田大学」がトップだった。
また就職に有利な大学は、関東と東海では「東京大学」が1位だったが、関西では「京都大学」が1位で、「東京大学」は2位という結果だった。このほか関東の2位は「早稲田大学」、3位「一橋大学」、東海の2位は「名古屋大学」、3位「京都大学」、関西の3位は「早稲田大学」だった。
郵送による調査で、2009年3月卒業予定の高校生3年生6949人(関東3824人、東海1214人、関西1911人)が回答した。調査期間は5月12日から5月26日まで。
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