2011年から小学校で英語教育の義務化がスタートするが、英語への関心はどの程度高まっているのだろうか。「英語力向上のためにお金はかけたい」という人(46%)のうち、「1年間で1万円未満」しかかけたくない人は26.3%、「1万円以上5万円未満」が31.7%、「5万円以上10万円未満」が26.3%と、約8割(全体の4割)の人が「1年間に10万円未満」、つまり1カ月に1万円未満しか費やしたくないことが、進学予備校KAPLAN日本校の調べで分かった。
また「留学をしたい」と答えた人は22.3%。こうした結果についてKAPLAN日本校は「世の中で英語教育への関心は高まっているものの、自身の英語力向上のためには積極的ではないことが分かった。中には『自分には無理』と、なかばあきらめの姿勢もあるのかもしれない」という。
インターネットによる調査で、全国の10歳以上の男女400人が回答した。調査時期は10月。
英語力に“自信がない”人は86%
自分の英語力に自信がありますか? との質問に対しては、60.6%の人が「自信がない」と回答。また26.0%の人も「あまり自信がない」と答え、「自信がない」と「あまり自信がない」という人が86.6%にも達した。
あなたの英語力はどれくらいですか? との質問には「読み書きはできるが話せない」が27.3%、「聞き取りならできる」が15.4%と、読む・書く・聞くのいずれかはできると自覚している人は4割だった。「読み書き・聞き取りはできると自覚しているのにも関わらず、自分の英語力に自信を持てない人が多い。日本人は『英語力』を問われた際、スピーキング力が弱いとの自覚から、自信が持てていないようだ」(KAPLAN日本校)
関連記事
- 社会人学生に人気のある国内MBAは?
社会人学生は「講師と密接なコミュニケーションがとれる」国内大学院を評価する一方で、「転職活動の有効な情報のサポート」は重視していない――そんな事実が、社会人学生を対象に実施した満足度調査で分かった。日経HR調べ。 - 子どもを入れたい会社&大学
- グリーンカードを入手するもっとも簡単な方法
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.