秋の収穫を祝い、故人をしのぶイベントであるハロウィーン。欧米では10月31日に、顔の形に彫ったカボチャのちょうちんを飾ったり、子どもたちが「トリック オア トリート(お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ)」と言いながら近所の家を回ったりする。日本でも百貨店がセールをしたり、ハロウィーン仕様に変わるWebサイトがあったりしたが、実際にハロウィーンをイベントとして楽しんだ人はどれだけいるのだろうか。
C-NEWS編集部の調査によると、「今年のハロウィーンをどのように過ごしましたか?」と尋ねたところ、「普段と同様に過ごした」が70%でトップだった。以下、「ハロウィーンにちなんだ食べ物やグッズを買った」(12%)、「カボチャの料理を食べた」(9%)、「子どもにお菓子をあげた」(9%)、「テーマパーク・遊園地に行った」(4%)が続いた。20代では20%が「ハロウィーンにちなんだ食べ物やグッズを買った」、30代では15%が「子どもにお菓子をあげた」と回答するなど、30代以下の若い世代ではハロウィーンを意識した人も少なくなかったようだ。
日本人にとってハロウィーンは、どういった位置付けのイベントなのだろうか。ハロウィーンを知っている人にそのイメージを聞くと、トップは「子どものための」(49%)。以下、「ワクワクする」(24%)、「独特の」(23%)が続いた。同様にクリスマスのイメージについても聞くと、上位には「神聖な」(52%)、「ロマンティックな」(50%)、「家族と一緒に過ごす」(45%)などが挙がっている。ハロウィーンは、子どものためのイベントという意識が強いようだ。
ハロウィーンはクリスマスなどのように、日本でも受け入れられるイベントとなるのだろうか。ハロウィーンを知っている人に「今後、ハロウィーンで何かしたいと思っていますか?」と尋ねたところ、「何かしたい」が31%、「特に何もしたくない」が56%、「分からない」が13%だった。積極的に何かしたいという人はそれほど多くはないようだ。
インターネットによる調査で、対象は15歳以上(中学生は除く)の男女300人。調査時期は11月13日から14日。
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