矢野経済研究所は11月18日、「国内太陽光発電システム市場に関する調査結果」を発表。2008年度の市場規模は前年度比9%増の1643億円となったことが分かった。分野別に見ると、住宅用太陽光発電システム市場が同7%増の1317億円、公共・産業用太陽光発電システム市場が同19%増の326億円となっている。
国内太陽光発電システム市場の拡大をけん引してきた住宅用太陽光発電システム市場は、政府導入助成制度が創設された1994年度以降、2005年まで毎年拡大していたが、2006、2007年度は「政府導入助成制度の廃止や太陽電池パネルの品不足などの影響」(矢野経済研究所)で縮小。しかし、2008年度は政府導入助成制度の再開などを背景に再び拡大に転じた。
関連記事
- 再び脚光を浴びる「太陽電池」
太陽にあてるだけで電力を得られる「太陽電池」。携帯電話へ採用されるなど、デジモノ家電分野でも大きな注目を集めている。その基本原理と最新開発動向を解説する。 - 太陽電池セルの国内出荷量、1年で8割増――補助金制度で住宅向けが急拡大
- 2014年の太陽光発電導入量は2008年の4倍超に――シードプランニング推計
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.