不況で給料減やボーナスカットの話もよく耳にするようになっているが、ビジネスパーソンたちは今の仕事についてどのように考えているのだろうか?
インテリジェンスの調査によると、22〜39歳のビジネスパーソンに「今の仕事観を漢字1字で表すと?」と尋ねたところ、トップは「楽」だった。半数は「仕事が楽しい」という理由で選んでいたが、「定時退社だから」(27歳女性)のように“ラク”という意味で選んでいる例や、「楽しいことを仕事にしたい」(35歳男性)のように将来への願望を込めている例も見られた。
以下、2位「忍」、3位「耐」、4位「苦」、5位「生」、6位「忙」など、不況を反映した漢字が並んだ。男女別に見ると、女性の1位は「楽」だったが、男性の1位は「忍」だった。
「耐」を選んだ人の理由を見ると「コスト削減などで自由がきかない状況だから」(27歳男性)、「笑」については「どんなに大変でも笑っていれば、何とかなる」(24歳女性/IT系エンジニア)、「減」は「給料が全従業員カット・仕事量も減ったため」(32歳女性/企画・事務系)などがあった。
職種別に見ると、企画/事務系や営業系の1位は「楽」、IT系エンジニアや販売/サービス系の1位は「忍」、モノづくり系エンジニアの1位は「耐」だった。地域別に見ると、関東や関西の1位が「楽」だったのに対して、東海の1位は「耐」と自動車不況の影響がうかがえた。
インターネットによる調査で、対象は関東、関西、東海地域在住で22〜39歳の正社員男女1000人。調査期間は9月16日から18日。
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