年収750万円以上のビジネスパーソン、約8割が「将来、社長・役員になりたい」
企業のかじとりをする経営者。高年収者たちはその素養として、「決断力・判断力」や「リーダーシップ」が必要だと考えているようだ。ビズリーチ調べ。
マネジメントに関わっている人も多い高年収者たち。彼らは企業経営について、どのように考えているのだろうか。
ビズリーチの調査によると、年収750万円以上のビジネスパーソンに「将来どこまで出世したいですか?」と尋ねたところ、最も多かったのは「社長」で41%。「役員クラス」と答えた36%を加えると、8割弱は経営陣に入りたいと考えているようだ。
産業能率大学の2011年度新入社員への調査では、出世のゴールとして「社長」を挙げた割合が17.4%、「役員」が22.7%だった。今回アンケートの対象となった高年収者の半数はすでに管理職になっているとはいえ、比較的出世意欲が高いと言えそうだ。
経営トップに必要なのは「決断力・判断力」
「経営のプロに必要な素養」を聞くと、トップは「決断力・判断力」。以下、「リーダーシップ力」、「人間性」、「先見の明」、「コミュニケーション力」、「実行力」、「経営知識」と続いた。知識よりは、リーダーとして引っ張っていく力が大事だと考えている人が多いようだ。
「経営のプロとして最も優れている人」として、最も支持を集めたのはソフトバンク社長の「孫正義」氏。以下、パナソニック創業者の「松下幸之助」氏、日産自動車社長兼CEOの「カルロス・ゴーン」氏、ファーストリテイリング会長兼社長の「柳井正」氏、京セラ創業者で日本航空会長の「稲盛和夫」氏が続いた。上位10人中6人を、企業の実質的な創業者が占めていた。
インターネットによる調査で、対象は年収750万円以上のビジネスパーソン1439人(男性93%、女性7%)。調査期間は8月1日から7日。
関連記事
- 新入社員の間で、“管理職志向”が強まっている
将来の進路はどのような方向を望んでいますか? この春就職した新入社員に聞いたところ、「管理職として部下を動かし、部門の業績向上の指揮を執る」と答えた人は過去最高となった。産業能率大学調べ。 - 東大よりハーバード――高年収者に聞く、子どもを入れたい大学
グローバル化が進む現代。国際的に活躍しているビジネスパーソンも多い高年収者層では、子どもを東大よりハーバードに通わせたいと思っている人が多いようだ。ビズリーチ調べ。 - 年収1000万円以上の人に聞く、就活生にオススメの会社は?
就活中の学生に、どの会社に就職することをオススメしますか? 年収1000万円以上のビジネスパーソンに聞いたところ、グローバル展開している企業が上位に並んだ。ビズリーチ調べ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.