首都圏の一人暮らし、家賃はいくら?
晩婚化の影響などで増えている一人暮らし。首都圏の一人暮らしの家賃は、学生は平均5万8700円、社会人は平均6万4900円であることが分かった。アットホーム調べ。
晩婚化の影響などで増えている一人暮らし。今どきの若い一人暮らしはどのような部屋に住んでいるのだろうか。
アットホームの調査によると、首都圏に住む18〜29歳の一人暮らしの「現在の部屋の家賃」を尋ねたところ、学生は平均5万8700円(2010年11月調査比400円減)、社会人は平均6万4900円(同1400円減)であることが分かった。最も多い価格帯は学生が「4万円台」(23.4%)、社会人が「6万円台」(30.9%)。間取りタイプでは、学生、社会人ともに「1K」が過半数を占めていた。
男女別にみると、男性(学生平均5万5700円、社会人平均6万3600円)より女性(学生平均6万1700円、社会人平均6万6100円)の方が高い部屋に住んでいる傾向にあった。
女性の方が強いこだわり
現在の部屋探しで重視したことでは、「家賃」(学生87.0%、社会人90.3%)と「間取り・広さ」(学生67.5%、社会人68.0%)が半数を超えた。
全体的に男性の回答率より女性の回答率の方が高く、アットホームでは「女性の方が部屋に強いこだわりを持っている様子がうかがえる」とコメントしている。特に「階数」の項目では、女性の方が男性より30ポイントほど高くなっていた。
また、重視した設備では、「エアコン」(学生64.3%、社会人61.5%)と「独立したバス・トイレ」(学生54.3%、社会人60.0%)が半数を超えた。
この設問でも全体的に男性の回答率より女性の回答率の方が高くなっており、特に「独立したバス・トイレ」「フローリング」「室内洗濯機置場」で高くなっていた。
インターネットによる調査で、対象は首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)に住む一人暮らし800人(学生400人、社会人400人)。調査期間は2011年9月30日から10月5日。
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