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サントリー、第3のビールを強化する新製品――ノドにグッとくる「グランドライ」発売
サントリーは、ドライな飲み口の新ジャンル飲料「グランドライ」を発売した。好調な「金麦」に続き、第3のビールの売上拡大を狙う。
サントリー酒類は3月26日、新ジャンル飲料「グランドライ」を発売した。350mlのレギュラー缶と、500mlのロング缶の2種類を販売する。
グランドライは、いわゆる「第3のビール」に分類される商品で、その名の通り、ドライタイプの飲み味に仕上がっている。グランドライのコンセプトは、「ノドにグッとくる強い刺激と飲みごたえ」。炭酸ガス圧を同社のビール類飲料では最高レベルまで高めるとともに、濃色麦芽を一部使用して高温で仕込むことにより、ノドへの強い刺激と飲み応えを実現。また、ホップを効かせることで、キレのよい後口を実現したという。
「金麦」とのすみ分けは?
サントリー酒類では、2013年のビール類総市場は対前年98%程度、ノンアルコールビールテイスト飲料市場は108%と推定している(参照リンク)。
ビール類総市場が縮小している中、同社では2013年のビール類(ビール+第3のビール)では対前年対前年104%の成長を目指している。特に主力と目しているのが、割安な第3のビールで、グランドライはこのジャンルの新商品として投入、300万ケースの販売を目指す。
現在同社のビール、第3のビールの主力となっているのが、「ザ・プレミアム・モルツ」「金麦」だ。グランドライは、金麦と同じ第3のビール扱いになるが、金麦は麦の旨みを追求した“味わい系”、グランドライはドライで喉への刺激や飲み応えを重視した“止渇爽快系”として訴求していくという。
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