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「わいせつメール」交際で叩かれる懲りないNY市長候補伊吹太歩の世界の歩き方(4/4 ページ)

ネット上で知り合った女性に不適切なメールを送って政治家生命が絶たれそうなウィーナー米元上院議員。自業自得とはいえ、少しかわいそうな気もする。

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メールのやり取りだけで「不倫」なのかという議論

 米国では今、このスキャンダルは別の方向に話が広がっている。結婚や不倫、さらには電子メール交際なるものについて考えるような議論にもなっているのだ。

 日本では例えば、産経新聞が「ウィーナーの『ネット不倫』」と取り上げている。だがそもそも「不倫」とは何かという話になる。電子メールでわいせつなやり取りをするのは「不倫」に当たるのか、そんな議論もアメリカでは出ている。

 ウィーナーに対する米メディアの糾弾ぶりは、電子メールだけのやり取りでも今後「不倫」または「不貞」と認識されることになる可能性すら感じさせる。数十年前に、会社で異性の肩をポンと叩いても何でもなかったのが、今ではセクハラなんて言われてしまうのと同じように。

 ともかくネットによる新たなコミュニケーション方法が普及する時代には、利用する側も注意深くなる必要がある。わいせつなやり取りは特殊な例だとしても、他人や他社、一般に知られては困る情報などの扱いには、気をつける必要があるということだろう。あなたにも身に覚えはないだろうか?

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