調査リポート
スマホゲームもLINEが好調、GREEは苦戦?:課金経験者は約2割
現在、最もスマートフォンが遊ばれているゲームプラットフォームは「LINE」であることが分かった。MMD研究所調べ。
スマートフォンでゲームを遊んだことがある人のうち、課金経験があるのはおよそ2割だということがMMD研究所が実施した調査で分かった。また、現在利用しているスマホゲームをプラットフォーム(サービス提供業者)別にみると「LINE」内のサービスを利用している人が最も多かった。
→ スマホのゲームアプリ人気、LINE系が「パズドラ」を猛追 (参考記事)
「LINE POP」と「LINEバブル」が人気をけん引
現在利用しているスマホゲームを尋ねたところ、「LINE内のサービス」と回答した人は38.1%で、2位の「Mobage内のサービス」(16.3%)、3位の「Ameba内のサービス」(14.6%)を大きく引き離している。LINEが提供中のゲームでは、「LINE POP」と「LINEバブル」の2タイトルのアクティブ利用者が5割を超えている。
一方で、「過去に利用したことがある」という回答が最も多かったのは「GREE内のサービス」の22.1%で、ほかのプラットフォームが10%台に収まっているのに対して利用者減が目立つ結果となった。
5人に1人がゲーム課金経験あり
スマホゲームで課金経験があるのは22.1%。1カ月当たりの平均利用額(有効回答数77件)では、およそ3割が300円以下と答えているが、3000円以上と回答する人も2割存在する。
インターネットを使った調査で、15〜59歳のスマートフォンゲーム利用者349人から回答を得た。調査期間は2013年8月8〜11日。
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