調査リポート
イクメンは子供と一緒に自分も楽しめる育児が好き:育児はアクティブに楽しむ
育児に積極的にかかわる男性=イクメン。彼らはどのような育児を行っているのか? イクメン雑誌『FQ JAPAN』が実態調査を行った。
イクメン――育児に積極的にかかわり、楽しんでいる男性を指す言葉として定着した感もある。もっともこの言葉が使われ始めたのは2010年ごろ。男性の育児に対する意識はどう変わったのか? イクメン雑誌『FQ JAPAN』が実態調査を行った。
週末にどのような育児に協力したいのかと尋ねたところ、「外遊び」(84.2%)、「おうち遊び」(77.2%)、「お風呂」(75.3%)、「お散歩」(69.6%)という回答が多かった。食事やおむつ替え、寝かしつけといった“世話”よりも、子供と一緒に自分も楽しみたいことをやりたがっているようだ。
また、子供の成長を記録に残すべきかどうかを聞いたところ、ほぼ全員が「残したい」と回答。スマートフォンの普及によって簡単に動画を記録できるようになったこともあり、「静止画で残す」(37.3%)よりも「動画で残す」(57.0%)と答えた人の方が多かった。しかし、大切なシーンは「ビデオカメラ」(82.2%)で記録しているようだ。
FQ JAPANの畑山護之編集長は、「父親ならではの育児として、外遊びを中心にとても『アクティブ』な育児を実践している。これを『育児』×『アクティブ』=『イクティブ』として、新たな育児スタイルの象徴ととらえたい」とコメントする。
インターネットを使った調査で、子供のいる男女217人(男性158人、女性59人)が回答した。調査期間は2013年8月17〜21日。
関連記事
- 育休取りたい男性は3割、「育児が大変」の理由が目立つ
子どもが1歳になるまで休暇を取得できる育児休業だが、実際に取得する男性は少ない。男性は企業規模に関係なく、女性は規模が小さいほど、育児休業制度を取得しにくいようだ。厚生労働省の調べ。 - 育児休業「3年」に賛成ですか? 反対ですか?
安倍首相は「育児休業を3年まで取得できるよう企業に助成金を支給する方針」を掲げたが、これについて職場で働く男性はどのように考えているのだろうか。ベストチーム・オブ・ザ・イヤー調べ。 - 育児休業の取得は女性65%、男性7%――会社の規模によって違い
育児休業を取得したことがある人はどのくらいいるのだろうか。過去3年間の状況を企業に聞いたところ、女性が65%に対し、男性は7%にとどまっていることが分かった。エン・ジャパン調べ。 - 安倍首相の「3年間抱っこし放題」は、本当に女性のキャリア支援になるのか
「3歳まで育児休暇を延長」「待機児童ゼロ」アベノミクスの3本目の矢、成長戦略の柱として打ち出された、女性のキャリア支援策。どんなデータを元に議論がなされたのか、このゴールデンウィークに改めて考えてみませんか。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.