マツダ、天然ガスとガソリンを燃料にする「SKYACTIV-CNG」を参考出品:東京モーターショー2013
2013年11月23日から始まる「第43回 東京モーターショー」。マツダは圧縮天然ガス(CNG)を燃料とする「Mazda3 SKYACTIV-CNGコンセプト」を参考出品する。ガソリンエンジンをベースに2つの燃料が使えるエンジンとなる。
マツダは、2013年11月23日から始まる「第43回 東京モーターショー」に、3代目となる新型アクセラを出展する。また、圧縮天然ガス(CNG)を燃料とする「Mazda3 SKYACTIV-CNGコンセプト」を参考出品するが、こちらは世界初公開だ。
新型アクセラは、国内メーカーとして初めて単一車種でガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、ハイブリッドシステムという3種類のパワートレインを国内市場に投入する意欲作。同社の世界販売の3割以上を占める基幹モデルでもある(海外市場では「Mazda3」)。
天然ガスを燃料とするSKYACTIV-CNGエンジンは、ガソリンとのデュアルフューエル方式を採用。同社によれば、もともと高圧縮比を特徴としているガソリンエンジン「SKYACTIV-G」が、高圧縮状態で燃焼させるCNGエンジンのベース技術と適していたといい、少ない変更でCNGエンジンに転用できる。
また、SKYACTIV-CNGは、同排気量のガソリンエンジンと比べてCO2排出量を2割前後削減できるという。本日公開された概念図では、51リットルのガソリンタンクと75リットルのCNGタンクを搭載し、運転席にCNG/ガソリン切替スイッチを設置している。
このほか、自律型車載センサーを用いて路面電車との通信により接触事故を未然に防ぐという世界初の先進安全システムを搭載した「マツダ アテンザ ASV-5」なども出品する。
関連記事
- マツダ、3代目アクセラにハイブリッドモデル投入――燃費はリッター30.8キロ
マツダは、新型アクセラの予約販売を開始する。同一車種でガソリン、ディーゼル、ハイブリッドという3タイプを展開するのは国内メーカーで初めてだ。 - マツダ、路面電車と通信する「アテンザ」で交通事故を未然に回避
自動車と路面電車の間で通信を行い、自律的に衝突を未然に防ぎ、スムーズな交通を目指す実証実験が広島市で行われる。「第20回ITS世界会議東京2013」ではデモ走行も行う。 - SKYACTIV技術を搭載した新型「プレマシー」はどう変わった?
マツダのミニバン「プレマシー」がマイナーチェンジを遂げた。最大のトピックであるSKYACTIV TECHNOLOGYの搭載によって、走りはどう変わったのか? - マツダ アテンザ乗り比べ、好みのアテンザはどれだ?
今回、4種類のアテンザに試乗する機会を得た。セダンとワゴン、ガソリンエンジンとディーゼルエンジン。ほぼすべてのモデルに試乗できたので、その違いを紹介したい。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.