高画質な「4Kテレビ」、認知度は8割を超えたが購入となると……
ハイビジョンの4倍の画質が楽しめる4Kテレビだが、購入した人となるとわずか0.7%に過ぎなかった。消費者の多くが思う適正価格はいくらか?
画質がフルハイビジョンの4倍になるという「4Kテレビ」を購入したいと思いますか? カカクコムが実施した次世代テレビに関する意識調査によれば、購入を予定していたり、検討していたりする人は全体の13.5%だった。すでに4Kテレビを所有している人は全体の0.7%に過ぎず、一方で13.5%は「4Kテレビを知らない」と回答した。
4Kテレビを購入しない理由を聞くと、回答が最も多かったのは「価格が高い」(23.7%)というもの。現在、市場で販売されている4Kテレビの中で最も安い50V〜55V型クラスでも30万円以上という高額商品であることがハードルの高さを上げているようだ。
4Kテレビを知っていると答えた人を対象に、55V型の画面サイズを想定して購入してもよいと思える金額を尋ねたところ、「10万円未満」(25.7%)が最も多く、次いで「10万円以上15万円未満」(25.1%)、「15万円以上20万円未満」(21.7%)と続いた。4Kテレビが普及するには、価格が20万円以下になることが求められる。
4Kテレビの購入意向がある人を対象にその時期を聞いたたころ、「2014年春夏」(26.7%)が最も多く、次いで「2016年春夏」(23.5%)となった。2014年夏にはサッカーのワールドカップ ブラジル大会があり、2016年夏にはリオデジャネイロオリンピックが控えている。なお、4Kテレビの実験放送開始は2014年夏を予定している。
インターネットを使った調査で、価格.com IDの登録ユーザー5856人が回答した。調査期間は2013年10月10〜16日。
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