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米球界で失敗した二人のサムライから、私たちが学ぶこと:臼北信行のスポーツ裏ネタ通信(4/4 ページ)
マー君やダルビッシュが活躍する裏で、期待される活躍ができずに米国で迷走する二人の現役日本人プレーヤーがいる。アスレチックスの中島内野手、カブスの藤川投手。この二人の現状を知り、改めて私たちビジネスパーソンに通じる教訓としよう。
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期待された結果を出す──どんな世界でも必要なこと
多くの日本メディアは中島と藤川を気遣ってか真相を報じない。しかし、これが米国内における彼らの置かれた現状だ。同じ日本人として二人の成功を信じてやまないのはもちろんだが、彼らが奇跡的ながんばりを見せない限り、今後米球界で生き残るのはかなり厳しいのは疑いようのない事実である。
最近の報道はヤンキース・田中投手のサクセスストーリーばかりに焦点が当てられているが、中島や藤川のような失敗例は、実はこれまでを振り返ってみてもかなり多い。いくら名声を得たプレーヤーだとしても、メジャーリーグに転職して成功をつかみ取る人物はまれである。日本人プレーヤーをヘッドハンティングする側のメジャー球団も、今後はより慎重な姿勢を取っていくことになりそうだ。
新天地で期待された結果を出す。これはどんな世界でもやはり容易ではない。
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