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第2回 現在、「iBeacon」が抱える課題:ビジネスパーソンが理解しておくべき、新時代のキーワード(2/5 ページ)
前回は「iBeacon」の基本を解説した。続いて今回は、すでに稼働している事例を参考に「決裁手段」はどうか、そしてiBeaconが現在抱えている課題を考察する
(2)店舗で商品バーコードを読み込んで決済
Apple Storeアプリは、Apple Store店舗内の商品のバーコードを読み取って決済するEasyPayと呼ぶ仕組みを導入している。実店舗でレジや店員を通さずに会計できてしまうのが新しい。米国Apple Storeでは店舗内にiBeaconシステムが設置されており、アプリはこれに反応して店舗情報なども表示する
米国などのApple Store(実店舗)では、バーコードをアプリで写して決済できる新しい販売方法がすでに導入されている(日本のApple Store店舗では現時点未設置)。
店舗で販売するアクセサリなどに記述されている商品のバーコードを「Apple Storeアプリ」からカメラで写すと、そのままアプリ上で、その商品の決済ができてしまうというもの。「EasyPay」というサービスだ。スーパーマーケットの「セルフレジ」はご存じだろうか。それをスマホ単体で、簡単にできるようにしたものという感じか。
スマホアプリでバーコードを読み取る行為が「これを買うよ」という意思表示になり、オンラインの作業とオフラインの行動が結び付いている。なお米国では、このApple StoreアプリをiPhoneに入れた状態でApple Storeの店舗へ近付くと、店頭に設置されたiBeacon信号に反応してアプリが現在いる店舗情報を表示し、EasyPayによる買い物を促してくる。
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