重要なことは、“何を書かないか”:売れる文章術(2/2 ページ)
伝えたいことを1つの文章にあれもこれもと詰め込んでしまうと、逆に伝わりにくくなってしまいます。「1記事=1メッセージ」を心がけると、文章がスリムになって伝わりやすくなります。
1記事=1メッセージで文章をスリムに
ブログで言えば、「1記事=1メッセージ」となります。では、「1記事=2メッセージ」になってしまいそうなときは、
◎2記事=2メッセージ(「1記事=1メッセージ」×2)
にすればいいのです。そのほうが、読み手にも書き手にもメリットがあります。
- 読み手→読みやすい、理解しやすい、覚えやすい
- 書き手→まとめやすい、書きやすい、記事が増えてアクセスを伸ばせる
小さな範囲でいえば、1文=1メッセージ(1文1意)です。例えば、こんな文章があったとします。
私はブログを書くときに、いつも意識していることがあるのですが、ブログは自分の想いを伝えるための素晴らしいツールなので、自分自身の自己成長として捉えながらも、読者の方にいかに役に立てていただけるかが重要だと思っています。
う〜ん、分かったような分からないような……ではありませんか? ここに、1文=1メッセージ(1文1意)の原則を当てはめてみましょう。クイズだと思って、少し考えてみてください。正解というわけではありませんが、私だとこうなります。
ブログは自分の想いを伝えるための素晴らしいツールです。
同時に自分自身を成長させてくれるツールです。
私がブログを書くときに、いつも意識していることがあります。
それは、読者の方にいかに役に立てていただけるかを意識することです。
簡単な例ですが、読後感が違います。いくらおいしいものでもごちゃ混ぜにしたら、せっかくの食事が台なしになってしまいます。あなたが大切に伝えたいことは、
- 1文=1メッセージ(1文1意)
- 1節=1メッセージ(1節1意)
- 1段落=1メッセージ(1段落1意)
- 1記事=1メッセージ(1記事1意)
を意識してみてください。
「売れる本は、ひと言でいえなければダメだ」と、以前教えてもらったことがありますが、これも同じ原則です。ちなみに、本連載をひと言でいうと「共感時代の、売れる文章を書くノウハウ」です。
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