Mobile Weekly Top10
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1位 | 504iを解剖する(4)iアプリ最速の端末は? | ||
2位 | 決戦は秋〜「カメラ内蔵」に賭ける各社 | ||
3位 | 504i総力特集 | ||
4位 | 504iを解剖する(3)メール機能をチェック | ||
5位 | 「J-N05」の実力をチェック | ||
6位 | どれだけデジカメの使用感に近づけるか〜NECが語る「J-N05」 | ||
7位 | 「月産100万個」〜携帯CPUのデファクト目指す日立のSH-Mobile | ||
8位 | 携帯電話をPDAのように使ってみたら――? | ||
9位 | 「そろそろ携帯電話にもリセットボタンを」〜KDDI小野寺社長 | ||
10位 | 504iのハードウェアスペックを総覧する |
関東甲信越地区から販売が始まった504iシリーズ。1カ月ほどが経ち、全国各地でも各504i端末の販売がスタートしている。間もなく504iの全ラインアップが全国で入手できるようになる見通しだ。
ただし、一部の販売店に話を聞くと、カメラ内蔵の「SH251i」が「504i以上に売れている」という(6月20日の記事参照)。さまざまな売れ行きランキングを眺めても、SH251iが販売数トップというのが珍しくない。いかにも“売れそう”な2つのシリーズを同時期に発売し、504iと251iで食い合いを演じさせてしまう……。いくら504iの開発が遅れたといっても、この展開は、NTTドコモの狙い通りだったとは思えない。
同社の“混沌とした販売戦略”は今後も続く見通しだ。カメラ内蔵端末のラインアップを増加させる(6月19日の記事参照)一方、「504iS」シリーズの話が早くも聞こえてくるからだ。さらには12月に向け、GPS対応端末も準備中だ(3月28日の記事参照)。
一見すると、これはラインアップ強化でユーザーの選択肢が増え、結構な話のようも思える。だが、このダボハゼ的な端末戦略の裏で、“ドコモはどんな携帯電話を目指しているのか”は、かえってぼやけてしまっている。そこには「他社で当たっているからウチも……」という安易な姿勢をどうしても感じざるえないのだ。
こと携帯電話の将来ということに関しては、“メール機能をリッチにしていく”というコンセプトで機能強化を進めるauや(5月16日の記事参照)、写メールを中心に押し進めるJ-フォンのほうが、むしろ明確な考えを持っているように筆者には思えるのだが、どうだろうか。
現状のドコモ端末の機能強化の方向は、一言で言えばバラバラ。ハイエンド/ローエンド、という切り分けで、盛り込むべき機能を選り分けていくこともなく、「カメラとJavaとGPS、そして高速Webアクセス。どれを選びますか?」という状態だ。結局のところ、売れた機能を今後の端末に盛り込んでいきます──というところだろうか。
FOMAにあったような、“携帯電話の将来はこうあるべき”という明確なビジョンが、今のドコモには失われている。もっとも、この迷走ぶりこそが、FOMAが伸び悩み、5月の新規契約役者数で3位となってしまったドコモ(6月7日の記事参照)の“なりふり構っていられない”現状を、一番はっきりと映し出しているのかもしれない。
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[斎藤健二, ITmedia]
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