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シャープとパイオニア、ケータイとカーナビを連携させる「フォトリモ@ナビ」を発表
シャープとパイオニアは、携帯電話とカーナビを連携させる新規格「フォトリモ@ナビ」を発表した。ケータイで入手した位置情報付き画像をカーナビに転送し、目的地の設定などが行える。
シャープとパイオニアは4月13日、携帯電話とカーナビゲーションシステムをシームレスに連携させることを目的とした通信規格「フォトリモ@ナビ Ver1.0」を発表した。
フォトリモ@ナビは、シャープが2007年に開発した“フォトリモ”をベースとする技術。フォトリモは「フォト(画像)でリモートコントロール(制御)」を意味し、JPEG形式の画像データに制御情報を付加することで、デジタル機器を操作できる。シャープ製の携帯電話や薄型テレビ「AQUOS」シリーズに採用されており、ケータイで入手した位置情報付き画像をテレビに赤外線通信で転送し、テレビ用のインターネットサービスなどからより詳しい情報を入手できる。
フォトリモ@ナビは、シャープのフォトリモとパイオニアが開発したカーナビゲーションシステムを核とした情報ネットワークを組み合わせたもの。ケータイで入手した位置情報をBluetoothでカーナビへ転送し、目的地の検索や設定が行える。また、カーナビが予想した到着予想時間をメールしたり、ケータイの不在着信や未読メールをカーナビに表示したりできる。
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なおシャープとパイオニアは、フォトリモ@ナビを自社製品へ搭載するだけでなく、幅広い機器への採用を目指して、規格の普及活動を幅広く推進するとしている。
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