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携帯で検索した位置情報をカーナビで活用――KDDIら3社、情報連携プラットフォーム開発
ケータイで検索した位置情報を、カーナビで活用――。KDDIとトヨタ、ナビタイムジャパンが、携帯電話で検索した位置情報を、カーナビで活用するための情報連携プラットフォームを開発した。
KDDIとトヨタ自動車、ナビタイムジャパンが、携帯電話で検索した位置情報を、カーナビで活用するための情報連携プラットフォームを開発したと発表した。ユーザーは携帯電話で検索したドライブスポットをBluetooth経由でカーナビに転送するだけで、目的地に設定できるようになる。
3社はこのプラットフォームを、キャリアや自動車/カーナビ/ナビサービスのメーカーを問わず、広く利用されることを目指して開発。携帯電話からカーナビへの転送にBluetoothのOPPプロファイル、位置情報を表示するファイル形式に国際標準規格のKML形式を採用するなど、汎用性に配慮した仕様となっている。
また、ナビサービスを運営するコンテンツプロバイダが有料会員向けに提供した情報を、カーナビ以外の機器に無制限に転送できないよう保護する仕様も用意。携帯電話から情報を送信できるカーナビ機種を限定する認証機能を搭載した。
3社は同プラットフォームを活用したサービスとして、EZナビウォークなどで検索した情報をトヨタの純正カーナビゲーションに転送するサービスを検討しており、2009年上期の導入を目指して開発を進める。
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