レビュー

写真で解説する「Sportio water beat」(ソフトウェア編)(1/3 ページ)

全面タッチパネルを搭載する防水ケータイの「Sportio water beat」。シャープは他キャリア向けにもタッチ対応ケータイを開発しているだけに、Sportio water beatのタッチパネルがどの程度操作しやすいかは気になるところだ。ソフトウェア編ではタッチパネルを中心にチェックした。

 シャープ製の「Sportio water beat」は、au端末としては初めて防水性能とタッチパネルを備えたモデルだ。シャープはすでにドコモ向けに「SH-03A」「SH-04A」「SH-06A」、ソフトバンク向けに「AQUOSケータイ FULLTOUCH 931SH」「AQUOS SHOT 933SH」などのタッチパネル対応ケータイを開発しており、au向けの同端末ではどのような使い勝手を実現しているのか、気になるところだ。

シャープ製の「Sportio water beat」。ボディカラーは左からクールパープル、フレッシュグリーン、ホットピンク、スマートシルバー

タッチパネルは“ソフトキーパッド”の使いこなしがカギ


カーソル移動や決定、クリア操作ができる物理キーを右側面に搭載している

 Sportio water beatはタッチパネルを使ってほぼすべての機能や設定を操作できる。タッチパネルで可能な操作は、画面に軽く触れてすぐに指を離す「タップ」、画面を長く押す「ロングタッチ」、画面に触れたまま指を上下左右になぞる「スライド」、上下左右に指を素早く払う「フリック」の4種類。

 このほか、タッチパネル操作を助ける物理キーとして、カーソル移動と決定操作ができるスティック状のカーソルキーと終話キー、クリアキーを右側面に備えている。カーソルキーは通常のキーよりも突起しており、上下左右に傾けてカーソル移動、押し込むと決定操作ができる。

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 メインメニューや第2階層以降の設定画面、一部アプリなどでは、任意の項目を直接タップして選択できるが、タップして選択できないときは、画面下部に現れる“フリック十字キー専用ソフトキーパッド”を利用する。フリック十字キーは画面をタップすると現れ、カーソル移動や決定、クリア操作、終了、マルチプレイウィンドウの呼び出しが可能だ。

メインメニューや第2階層以降の設定画面、「Run&Walk」など一部アプリは項目を直接タップして選択できる(写真=左端、左中、右中)。直接選択できないときはソフトキーパッドを利用する。ソフトキーパッドは画面上に透過表示する(写真=右端)

直接項目をタップできない画面には、上部にフリック十字キーモードのアイコンが表示される

 カーソル移動や決定操作はサイドキーでも利用できる。また、フリック十字キー専用ソフトキーパッドが利用できる場合、画面上部にアイコンが表示される。

 フリック十字キー以外にも、タッチ操作を補助するソフトキーパッドが用意されており、待受画面にはメインメニュー呼び出しキーや、Eメール/アドレス帳/EZ/アプリキーなどが現れ、そのほかの機能利用時にはペア/クリア/終話/メール/EZ/マルチキーなどが現れる。ソフトキーパッドは待受画面ではタップ、そのほかの画面では下から上にフリックすると現れる。

待受画面をタップすると専用のソフトキーパッドが現れ、メインメニューやEメール/Cメールメニュー、EZwebメニュー、アプリ一覧などを呼び出せる(写真=左)。待受画面以外の機能利用時は、下から上にフリックすることで、メール/EZキーやマルチキーなどを呼び出せる(写真=右)

 このソフトキーパッドは、機能によって複数のタブに切り替えられる。例えば待受画面のソフトキーパッドは、右上の矢印をタップするとダイヤルキーが現れ、左上の矢印をタップするとマルチキーやペアキー、ベールビューの設定ができるキーが現れる。

待受画面では、ソフトキーパッドの左右の矢印をタップすると、メール/EZキーやマルチキーなどの操作キー(写真=左端)とダイヤルキー(写真=左中)に切り替えられる。アドレス帳ではソフトキーパッドの1つ目のタブにはメール/EZキーやマルチキー(写真=右中)、2つ目のタブには検索に使う文字キーが現れる(写真=右端)
待受画面のソフトキーパッドで左下のダイヤル発信キーを選ぶと、ダイヤルできる(写真=左端、中)。バックライトの点灯時間など、設定中に数字を入力する必要がある場面でも、キーパッドが現れる(写真=右)

 メールや検索などの文字入力時は、画面下部に現れる文字キーを使用する。文字入力後に「変換候補」をタップすると、変換候補が一覧表示される。この変換候補はタッチ用に大きく表示されるので選びやすい。また、文字キーをロングタッチすると、「あ」キーなら「あ」~「ぉ」という具合に、各キーに割り当てられた文字一覧が現れる。「お」「こ」「っ」など、(呼び出しに)多くのキータッチを要する文字を呼び出すのに便利だ。

 日本語入力システムは、他社のシャープ製夏モデルと同じく、「ケータイShoin8」を採用した。

文字入力画面では、入力と変換はもちろん、カーソル移動やクリア、文字種の変更、単漢字や英数カナ変換など、一通りの操作がこなせる
絵文字や顔文字、記号の入力も可能(写真=左)。文字キーを長押しすると、各キーに割り当てられている言葉が一覧表示される。「だ」「ぱ」など、濁点や半濁点の言葉も含まれる(写真=右)
待受時に上方向にフリックするとEZニュースフラッシュ、下方向にフリックするとショートカット、左右にフリックすると着信履歴と発信履歴が表示される。タッチ操作ガイドも用意されており、ショートカットに設定されている(写真=左、中)。タッチパネルの補正はできる(写真=右)が、タッチ後に画面が振動する設定はない。これは「消費電力を考慮したため」(説明員)だという

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