LG、SNS対応「LG Mini」やスマートフォンなどを展示:Mobile World Congress 2010
Mobile World Congress 2010にスポンサーとして参加したLGエレクトロニクスは、会場に隣接する特設ブースで「LG Mini」やAndroid端末など新製品を展示していた。
LGエレクトロニクスは今回のMobile World Congress 2010に出展を行わず、スポンサー参加のみだったが、会場に隣接する特設ブース内で製品の展示イベントを開催していた。イベントの開催時間は16日の午前8時から9時半までと早朝だったが、多数の関係者が集まり各製品に高い注目を示していた。
ポケットサイズのSNS端末「LG Mini」
「LG Mini」(LG GD880)は小型のフルタッチケータイ。“mini”の名前が示すように、本体は102×47.6×10.6ミリとコンパクトでポケットにも収まりがいい。ディスプレイは3.2インチ。OSはLG独自のものを採用し、オンラインウィジェットに対応するほか、カレンダーや写真、連絡先などをPCと連携できる機能「LG Air Sync」が用意されている。
また、PC向けのアプリケーション「LG Suite」が無償で提供され、携帯電話とPC間で無線LAN接続によるデータの転送・同期が行えるほか、PC上でのWebブラウジングの際に気に入ったWebページや写真などを、ワンクリックで携帯電話に転送できるという。GD880はこのLG Air Syncに対応した初のモデルとなり、今後発売される新製品は順次この機能に対応していくとのこと。
コンシューマー向けAndroid端末なども展示
「LG GT540」は、「Your First Smartphone」というキャッチコピーが付けられたAndroidスマートフォン。TwitterやFacebookなどのSNSサービスに対応しており、本体カラーは4色を展開する。LGがカスタマイズしたホーム画面を採用したほか、メニュー画面の背景色も変更されている。価格は未定だが、幅広いコンシューマーをターゲットにミッドレンジクラス以下の価格帯で提供する予定という。
また1月に北米で開催されたCES 2010で発表された「LG MID」(GW990)も展示されていた。同モデルは携帯電話としては大型なボディサイズが特徴的で、インテルの次世代Atomプラットフォーム「Moorestown」を搭載している。また、タッチユーザーインタフェースにはLGが開発した「S-Class UI」を採用。4.8インチ(1024×480ピクセル)の大画面ディスプレイを搭載し、快適なWebブラウジングやHD画質の動画再生環境を実現するとのことだ。なお、紹介した3製品はいずれも正式な価格や発売日は未定である。
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