スマホの夏モデル購入、7割近くが“指名買い”――クロス・マーケティングが調査
スマホの2013年夏モデルを購入者した67%が、目的以外の機種と比較検討をせず、いわゆる指名買いをしていたことが、クロス・マーケティングの調査で分かった。
クロス・マーケティングは8月28日、「モバイル端末利用実態調査」の結果を発表した。この調査は、モバイル端末の購入実態、新モデルの保有状況、端末購入時の重視点、端末購入後の満足度などを調査したもの。対象は15~79歳の男女で、 調査手法はインターネット経由。有効回答数は1万4713件。
調査結果によれば、所有しているデジタル機器は「ノートPC」が68%、「携帯電話」が52%、「デスクトップPC」が46%、「スマートフォン」が43%と上位を占める一方、「タブレット」は13%に留まった。またデスクトップPCの所有については男性の所有率が女性を大きく上回っていた。
また、スマートフォンの2013年夏モデル購入時においては、67%が購入した商品とほかの商品とを「比較検討しなかった」と回答。さらにスマートフォン購入時の重視度と利用しての満足度を比較すると、重さ/サイズなどのハード面や音質/メール機能といった基本機能に関しては満足度が高くなった。しかし反応速度や操作のしやすさ、バッテリーの持ちなど、ユーザビリティ面での満足度は低くなっている。
このほか「スマートフォンのみユーザー」はゲーム/動画・映像の視聴/写真編集を利用する機会が多く、「スマートフォン+タブレットユーザー」はカメラ/SNS、「スマートフォン+ノートPCユーザー」はインターネット検索・閲覧/メール/赤外線通信、「スマートフォン+タブレット+ノートPCユーザー」は電話/動画撮影・編集/音楽再生などにスマホを利用する傾向が見られた。
中でも3機種を利用しているユーザーの場合、動画のアップロード/音楽再生/メール/写真・動画の編集などをノートPCで、電話/赤外線通信/動画撮影/カメラなどをスマートフォンで、ゲーム/動画・映像の視聴/インターネット検索・閲覧をタブレットで行うなど、使い分けが進んでいることが分かった。
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