第32回 スマホで使うべきクラウドサービス6選:今すぐ使えるスマホレシピ(2/3 ページ)
スマホを使い始めたはいいが、もっと便利に使えることを知らないまま何となく使っている人は多い。そんなユーザーに向けて、使い方の基礎から一歩進んだ活用法を取り上げる本コーナー。第31回ではスマホでの利用に対応したクラウドサービスを紹介する。
「SugarSync」を使えば、PCへのデータの置き忘れがなくなる
前述のDropboxの場合、PC内の必要なデータをDropbox上にアップロードする必要がある。そのため、せっかく作成したデータをデスクトップに置きっぱなしにしていては、外出先で参照することはできない。しかし、「SugarSync」なら、既存のフォルダを常に同期するよう設定可能だ。PC内の「書類」や「ピクチャ」などのフォルダを同期するようにあらかじめ設定しておけば、デスクトップへの置き忘れが起こりにくい。
登録時に利用できる容量は5Gバイトで、無料で最大32Gバイトまで増設できるのもDropboxにはない利点だろう。文書、写真、音楽データなどのアップロードに対応し、同期せずにウェブ上にだけ保存しておく「ウェブアーカイブ」機能がある。
筆者が個人的に便利だと感じたのは、音楽データの連続再生に対応していることだ。Dropboxも音楽データを再生できるものの、連続再生には対応していない。手持ちの音楽データをSugarSyncにアップロードしておき、ストリーミング再生することで、スマホの容量不足を解消するのに役立てることができるだろう。
アプリ上で文書やスプレッドシートの新規作成が可能な「Google ドライブ」
使ってみると意外と便利なのが、「Google ドライブ」かもしれない。Googleユーザーであればすでに利用している人も多いだろう。iPhone、Androidの両OSでアプリが配信されているクラウドサービスだ。
Googleが提供するサービスだけあり、利用にはGoogleアカウントを用いる。基本的な機能は前述したクラウドサービスと同じで、あらゆるデジタルデータのアップロードに対応している。ただし、音楽データの再生はできなかった。あくまでもデータの保管庫として利用するのに適したサービスといえるだろう。
ファイルの詳細ペインで「オフラインで使用可能」を選択しておけば、オフラインでのデータ閲覧が可能になる。また、スマホ上から新しい文書やスプレッドシートを作成できるのはGoogle ドライブの強み。リンクを取得したり、「Google+」のユーザーを選択したりして、データを他のユーザーと共有することもできる。
容量に関して言えば、無料で15Gバイトという大容量が使えるのがこのサービスの魅力。ただし、Google ドライブ、Gmail、Google+ フォトの3つのサービスを合計した容量なので、Googleサービスをヘビーユースしているユーザーは有料プランへの切り替えが得策だ。
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