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iPad版「LINE」が登場 スマホとのマルチデバイス利用が可能に

LINEがiPad版「LINE」を公開した。スマホと組み合わせたマルチデバイス利用を前提としており、UIも大画面向けに最適化した。

 LINEは10月15日、iPad向けに最適化した「LINE」アプリを公開した。iOS 7以上を搭載するiPadシリーズで利用できる。


iPad版「LINE」の利用イメージ

 iPad版は、スマートフォン版ユーザーのサブデバイス利用を進めるために開発されたもので、自宅ではiPad、外出時はスマホ版といった使い分けが可能になる。ユーザーインタフェースもiPadに最適化され、大きな画面とキーボードを使ったコミュニケーションが可能になった。

 スマホ版で登録したメールアドレスとパスワードを入力することで、友達リストや購入したスタンプが利用できる。現時点では音声通話・ビデオ通話をサポートしておらず、トークなどのメッセージ機能のみの提供となる。また新規アカウントの登録にも対応しない。

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 提供地域はグローバルで、日本語のほか、英語/韓国語/中国語(簡体字、繁体字)/トルコ語/ベトナム語/ロシア語/フランス語/マレーシア語/インドネシア語/タイ語/ポルトガル語/ブラジルポルトガル語/スペイン語/イタリア語/ドイツ語で利用できる。

 同社のITアドバイザリー企業である米ガートナー社によると、2013年の全世界タブレット出荷台数は2億台に迫り、そのうちの36%(7000万台以上)をiPadが占めているという。LINEは2012年3月にPC版のLINEを提供しているが、普及を続けているiPadに対応することで、さらなるマルチデバイス利用を可能にし、幅広い利用シーンでの活用を実現するとしている。

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