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ソニーモバイル、「SmartWatch 3」を11月28日に発売 “スマホなしで音楽再生”も可能にSmartBand Talkは11月下旬

ソニーモバイルのAndroid Wear搭載デバイス「SmartWatch 3」(ブラック)が、11月28日に発売される。WALKMANアプリを利用した独自機能も提供する予定だ。

 ソニーモバイルコミュニケーションズが、Android Wear搭載の「SmartWatch 3」(ブラック)を11月28日に発売する。Xperia Store、ソニーストア、家電量販店、ソフトバンクショップ、ソフトバンクオンラインショップ、auショップ、auオンラインショップで購入できる。ソフトバンク独自のカラーとしてホワイトも取り扱う。ライムは2015年1月以降に発売予定。実売想定価格は2万5000円前後。

「SmartWatch 3」のブラックとライム

 SmartWatch 3は、ウェエアラブル向けのOS「Android Wear」を搭載したスマートウォッチ。ディスプレイは約1.6型液晶(320×320ピクセル)で、IPX8の防水性能とIP6Xの防塵(じん)性能を持つ。

 Android 4.3以降のスマートフォンと連携し、天候、交通状況、予定のリマインダーなどを通知してくれる。Gmailの新着メッセージやFacebook、Twitter、LINEなどのリプライ・メッセージを確認できるのはもちろん、音声で返信することも可能。ホーム画面で「OK Google」と話すと、ボイスコントロールが利用できる。メモの作成、電話の発信・SMSの送信、スポーツの試合結果の確認、アラームのセット、Google マップを利用したルート案内や、スポットやお店の検索などを音声で行える。

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 ほかのAndroid Wear搭載デバイスにはないSmartWatch 3独自の機能として、XperiaのWALKMANアプリと連携し、Xperiaに保存したプレイリストをBluetooth経由でSmartWatch 3に送信することができる。送信された曲はSmartWatch 3内に保存され、SmartWatch 3単体で音楽の再生が可能になる。この機能は、近日中を予定しているWALKMANアプリのアップデート後に利用可能になる。

 4Gバイトのストレージを内蔵しているほか、加速度センサー、ジャイロセンサー、GPSを搭載しているので、スマートフォンと接続していない状態でも移動距離やジョギングコースなどを記録できる。記録したデータは「Lifelog」アプリで振り返られる。ディスプレイ部分とリストバンド部分は取り外せるので、ほかのバンドに着せ替えられる。

着せ替えができるオプションのカラーバンドも用意する(写真=左)。NFCを搭載しており、XperiaとワンタッチでBluetooth接続できる。充電用のMicro USB端子を搭載しているので、ほかのAndroid Wearデバイスのように、充電するためにアタッチメントを装着する必要はない(写真=右)
SmartWatch 3でできること(写真=左)。SmartWatch 3対応のおすすめアプリ(写真=右)

 1.4型(296×128ピクセル)の曲面型の電子ペーパーディスプレイを搭載した「SmartBand Talk」(ブラック)も、11月下旬に発売する。Xperia Storeとソニーストアで購入できる。価格は1万8000円前後。なお、ホワイトは2015年1月下旬以降に発売する。

「SmartBand Talk」のブラックとホワイト

 Android Wearは搭載していないが、Android 4.4以降のスマートフォンと連携し、歩行や消費カロリーなどの活動や、撮影した写真、聴いた音楽、通話、SNS、思い出に残しておきたい瞬間などを記録して、「Lifelog」アプリで振り返られる。

 マイクとスピーカーを内蔵しているので、スマートフォンにかかってきた電話を受けて、Smart Band Talk側で通話ができる。電話の発信、予定の確認、天気の確認、アラームの設定、音声メモなど10種類の機能を利用できるボイスコントロールにも対応している。

 SmartWatch 3と同じく、IPX8の防水性能とIP6Xの防塵(じん)性能をサポートする。こちらもリストバンド部分は付け替えが可能だ。

※初出時に、気圧計センサーを搭載している旨の記述がありました。こちらはソフトウェアアップデートで追加する予定でしたが、ソニーモバイルによると、実際は追加しなかったため、該当箇所を削除しました(2016/2/29 16:13)。
側面にボリュームキーと電源キーを搭載している(写真=左)。カラフルな着せ替え用リストバンドを用意する(写真=右)
NFCを搭載しているので、Xperiaとワンタッチで接続できる(写真=左)。2モデルの価格や販路など(写真=右)
ソニーのウェアラブルデバイス(SmartWear)の特徴(写真=左)。「Lifelog」アプリを通じて、コミュニケーションやエンタメなどの活動を記録でき、アニメーションで振り返られる(写真=右)
主な仕様
製品名 SmartWatch 3 SWR50 SmartBand Talk SWR30
サイズ(幅×高さ×奥行き) コア部分:約51×36×10ミリ コア部分:約47.5×22.3×9.5ミリ
リストバンド:約232ミリ(Sサイズ)、約255ミリ(Lサイズ)
重量 約38グラム(コア部分のみ)
約38グラム(ブラックのリストバンド)
約36グラム(ライムのリストバンド)
約12グラム(コア部分のみ)
約26グラム(リストバンドLサイズ含む)
約24グラム(リストバンドSサイズ含む)
ディスプレイ 約1.6型(320×320ピクセル)半透過型LCDディスプレイ 約1.4型(296×128ピクセル)曲面型電子ペーパーディスプレイ
連続使用時間 約2日(通常使用時) 約3日(通常使用時)
内蔵メモリ eMMC:4Gバイト、RAM:512Mバイト Flashメモリ:2Mバイト+128Mバイト(NAND型)、RAM:256Kバイト
センサー 加速度センサー、ジャイロセンサー、磁気センサー、GPS、光センサー、バイブレーター 加速度センサー、バイブレーター
防水/防塵 IPX8/IP6X

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