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端末がフリーズしたら? 故障や紛失時はどうする?――キャリアタブレットお悩み解決術(1/2 ページ)

タブレットを使い続けると、大小さまざまな“お悩み”が出てくる。急なトラブルにも慌てずに済むよう、あらかじめ対処法を知っておくと安心だ。

 これまではキャリアタブレットの使いこなしテクニックを紹介してきたが、長く使うにつれ、予期せぬトラブルに見舞われることもあるだろう。そんなときに途方に暮れないよう、あらかじめいくつかの対処法を覚えておこう。多くのお悩みはWi-Fiタブレットでも同じ方法で解決するので、全タブレットユーザーに役立つに違いない。

フリーズ時は電源をオフもしくはリセットが効果的

 操作中にタブレットがフリーズして、画面をタッチしても反応しなくなることがある。これは、タブレットの処理能力を超える大きな負荷がかかるなどして、システムが停止してしまうのが原因だ。そんなときは、電源キーを長押しして電源をオフにし、再度起動してみよう。ただし、操作途中のデータや設定は保存されない場合がある。

 iPadの電源キーを長押ししても電源が切れない時は、ホームボタンと電源キーを同時に長押しして「リセット」しよう。Androidタブレットもこの方法で電源が切れるものもあるが、異なる方法の機種もある。

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電源キーとホームボタンを長押しすると、電源が切れて再起動する

 例えば「Xperia Z2 Tablet」の場合は、microSDスロットを開き、赤色のオフボタンを約3秒押す。3回振動したタイミングで離すと、強制的に電源をオフできる。ホームボタンと電源キーの長押しでも電源が切れない場合は、各メーカーのホームページでリセット方法を確認してみよう。

キャリアタブレットは紛失や故障時のサポートが充実

 キャリア版のタブレットは、スマートフォンと同様、紛失時や故障時のサポートが受けられるのが魅力だ。

 iPadの場合、いずれのキャリアでも「AppleCare+ for iPad」というサービスに加入できる。加入すると、通常は無料で1年間受けられる修理補償とテクニカルサポートが2年間に延長される。また、不慮の事故などで受けられる修理サービスを、1回につき4074円(税別、以下同)で最大2回まで受けられる。Apple Storeでは9400円の一括払いのみだが、キャリアで加入すると24回もしくは25回の分割払いが可能だ。

 また、iPad、Androidタブレットともに、端末の故障、紛失時などに受けられる有料オプションも各社が用意する。加入すれば、再購入金の補償や修理費の割引などが適用される。タブレットを持ち歩いて出先で使う機会が多い人は、加入しておいたほうが安心だ。

キャリアの補償サービス(税別)
キャリア サービス名 月額料金 加入できる時期 サービス内容
NTTドコモ
KDDI(au)
ソフトバンクモバイル
AppleCare+ for iPad 392円×24=9408円
(auは200円+400円×23回=9400円)
iPad購入と同時 修理保証とテクニカルサポートがiPadの購入日から2年間に延長される。さらに、操作上の不慮の事故に対する修理などのサービスを、1回につき4074円のサービス料で最大2回まで受けられる。
NTTドコモ ケータイ補償サービス for iPhone&iPad 600円(iPad Air、iPAd Air 2)/500円(iPad mini 2、iPad mini 3) iPad購入日を含め14日以内 水ぬれや破損による故障、紛失時に、サービスセンターへ電話をすれば1~2日で交換機種を届けてもらえる。利用料は7500円で、1年間に2回まで。ドコモプレミアクラブへの加入が必須。加入月は月額料金無料。
KDDI(au) 紛失補償オプション(i) 552円(初回のみ323円) iPad購入と同時 「AppleCare+ for iPad」と合わせて契約する。紛失や盗難などが発生した際、iPadの再購入において、「再購入補償金」として1万1574円が支払われる。auの契約が3年以上の場合、2315円増額される。
ソフトバンクモバイル あんしん保証パック(i) 500円 保証外の故障などの際に修理代金の85%以上が割り引かれるなどのサービスが受けられる。「あんしん保証パック(i)プラス」は、「あんしん保証パック(i)」のサービスに加え、スマホを含んだデジタル製品のさまざまなトラブルを電話などでサポートしてもらえる。
あんしん保証パック(i)プラス 650円

 万一、端末を紛失したり、盗難にあったりした場合は、回線の停止手続きを行おう。ホームページもしくは電話で24時間受け付けているので、下記の連絡先を参照してほしい。

電話窓口
キャリア 申込先 電話番号 URL ショップでの対応
NTTドコモ ドコモ インフォメーションセンター 0120-524-360(24時間) https://www.nttdocomo.co.jp/mydocomo/
KDDI(au) KDDIお客さまセンター 0077-7-113(24時間) https://cs.kddi.com/ 不可
ソフトバンクモバイル 紛失・故障受付 0800-919-0113(24時間) https://my.softbank.jp/ 不可
ソフトバンクカスタマーサポート 0800-919-0157(9~20時)

「Apple ID」や「Googleアカウント」のパスワードを忘れたら?

 タブレットで各種サービスを利用するには、iPadなら「Apple ID」、Androidなら「Googleアカウント」の利用が欠かせない。もし、アカウント自体やパスワードを忘れてしまった場合の対処法を紹介しよう。

 Apple IDの場合は、「Safari」で「iforgot apple」と検索してパスワードリセットのページにアクセスする。ここから、Apple IDの検索や、パスワードのリセットが行える。パスワードは忘れてしまうとリセットするしかないので、設定時にメモを取るなどしておこう。

ブラウザでパスワードリセットのページにアクセスしよう。Apple IDを忘れた場合は「Apple ID をお忘れですか?」をタップすれば、Apple IDを検索できる(写真=左)。パスワードのリセット方法は2種類ある(写真=右)

 Googleアカウントが分からなくなったら、パスワードアシスタンスページにアクセスし、「パスワードがわからない」もしくは「ユーザー名がわからない」のいずれかを選択する。パスワードの場合は再設定を行うことになる。ユーザー名が分からない場合は、再設定用のメールアドレスもしくは予備の電話番号、氏名を入力する。

パスワードアシスタンスページをブラウザで開く。パスワードが分からない場合は、再設定用のメールアドレスに再設定のメールを送る(写真=左)。ユーザー名を調べるには、メールアドレスか電話番号が必要だ(写真=右)

 ただし、確認するには、Googleアカウントの作成時などに再設定用のメールアドレスか電話番号を入力していなければならないので要注意。設定していないと、再度アカウントを取得し直さなければならない。

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