コラム
「Xperia Z4」の“すべらない話”:ふぉーんなハナシ
そのココロは?
「Xperia Z3」を使っていて地味に「困るな~」と思うのが、背面パネルが異様に滑りやすいこと。平面なら問題ないのだが、少しでも傾斜の付いたところに置くと、すすすっと滑って、気づいたら床に落ちていた……ということが何度かあった。
手にしたときも、特に冬の乾燥したときは滑りやすく、気を遣って操作していたことを覚えている。Xperia Z3が滑りやすいのは、背面のガラスパネルと側面のメタルフレームがダイレクトに接着しており、溝が設けられていないため。形としては美しいが、実際の使い勝手を考えると、「う~ん」と思うところがあった。
一方、後継モデルの「Xperia Z4」では、この点が改善されている。
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ガラスとフレームがシームレスにつながっている形状はZ3と同じだが、Z4ではフレームにわずかな溝が設けられている。これにより、ちょっと傾斜のある場所にZ4を置いても、端末が滑ることはなくなった。手にしたときも、溝がいい具合に手に引っかかってくれて、滑りにくくなったと感じる。
参考までに、ちょっと傾けたノートPCのパームレストにXperia Z3とXperia Z4を順番に置いてみたところ、Z3はするすると滑り落ちてしまったが、Z4は滑ることなくとどまった。以下がそのときの動画だ。
最初にXperia Z3、次にZ4を置いた
外観の変化が乏しいと思っていたXperia Z4だが、使い勝手の観点ではこの“滑りにくさ”が最も大きな変化だと思っている。こういうところはスペックからは分からないので、やはり実際に端末に触れてみるのは大事だな、と思ったのだった。
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