コラム
ロボット携帯で思い出したアイツ:ふぉーんなハナシ(2/2 ページ)
あれは2008年の出来事だった。
機能1:電話です。
携帯電話なのでもちろん両機とも電話やメールができます。ロボホンの身長(高さ)が約195ミリなのに対してフォンブレイバーは約285ミリ(足をまっすぐ伸ばした状態の実測値)。かわいらしいずんどうフォルムなロボホンに比べ、フォンブレイバーは東芝製ながらもシャープな印象です。
機能2:カメラマンです。
携帯電話に欠かせないカメラ機能も搭載。ロボホンのカメラスペックは不明ですが、フォンブレイバーは有効約196万画素CMOSのメインカメラを採用しています。ロボホンは、撮影した写真や動画を投影するプロジェクター機能も備えており、さすが16年モデルの風格を漂わせています。
機能3:盛り上げます。
音楽やゲームなどエンタメ機能も充実しています。どちらもいるだけでその場がにぎやかになりますね。
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似ているのか似ていないのか分からない両機ですが、2足歩行はロボホンにしかできませんし、関節をぐにゃぐにゃと動かして自由なポージングを楽しむのはフォンブレイバーにしかできません。同じロボット携帯という分野(?)でこれからも共存していくことでしょう。ただし、フォンブレイバーはもう手に入れるのが難しそうですが……。
経営に苦しむシャープがロボホンのような未開拓の分野を切り開いていく姿勢は頼もしい限りですが、経営不振に陥っているのはどこの国内家電メーカーも同じ。東芝は携帯電話市場からは撤退してしまいましたが、第2のフォンブレイバーがPC、家電などのジャンルで登場するのを期待したいところです。
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