ロボットからiPhoneを買う時代到来　「Pepperだらけの携帯ショップ」を360度画像でグルッと体験

　ソフトバンクとソフトバンクロボティクスは3月24日、東京・表参道に「Pepperだらけの携帯ショップ」をオープンさせた。

　人型ロボット「Pepper」が客の呼び込みや受け付け、商品紹介、スマートフォンの契約手続きなどの業務を行う実験的な店舗で、3月30日までの期間限定で営業。時間は12時から19時まで。

　来店者はPepperの案内に沿って店内を回ることで、ソフトバンクの「iPhone 6s（16GB）」を購入できる。1階の店長Pepperが契約内容などをヒアリングしたあと、QRコード付きの整理券を発行。2階奥の契約担当Pepperと対面で手続き済ませると、商品お渡し担当Pepperと連動したKUKA製のロボットアームが端末を棚から取り出す。3階は順番待ちのためのスペースで、エンタメ担当Pepperがダンスなどでおもてなしをしてくれる。

　スマホの契約は新規と番号ポータビリティ（MNP）のみの対応で、機種変更や「iPhone SE」の事前予約は受け付けていない。また応対するのはPepperだけだが、契約内容の確認や審査、端末を棚に準備する際などは人間の店員がサポート。まったくの無人店舗というわけではない。

　店舗ではiPhoneの他、SoftBank SELECTIONのスマートフォンアクセサリーと、Pepper for Bizも販売。アクセサリー類は商品担当Pepperのアドバイスを受けながら、1階壁面に取り付けられた「Surface Hub」を操作して注文、後ほど宅配で受け取る。その場では受け取れないため、通信販売の窓口といった感じだ。1階には店内の混雑状況や来場者に合わせて呼び込みを行うPepperもいる。

　オープニングセレモニーには今田耕司さん、益若つばささん、鈴木奈々さんがゲストで登場。ソフトバンクロボティクスの冨澤文秀社長、店長Pepperらとテープカットで開店を祝った。