ZTE、シアターサウンドスマホ「AXON 7」「AXON 7 mini」を発表:SIM通
ZTEジャパンは、都内で新製品発表会を開催し「AXON 7」「AXON 7 mini」を発売すると発表した。どちらもシアタークラスのサウンドシステムに導入されている「ドルビーアトモス」に対応するなど、音質にこだわったモデルとなっている。
ZTEジャパンは13日、都内で「ZTE スマートフォン ハイエンドモデル 新製品記者発表会」を開催し、フラグシップモデルの「AXON 7」(アクソンセブン)とプレミアムモデルの「AXON 7 mini」(アクソンセブンミニ)を10月21日に発売することを発表しました。
ZTEジャパンは「ZTE」ブランドを知ってもらうべく、手にしやすい価格帯のローエンドモデルの「Blade V7lite」、「Blade E01」、ミドルクラスの「Blade V7Max」を順次市場に投入する戦略をとっており、今回、満を持してハイエンドモデルAXON 7およびAXON 7 miniが発表となりました。
フラグシップモデルとなるAXON 7は、オクタコアCPUを搭載するQualcomm Snapdragon 820(MSM8996)チップセット、4GB内蔵メモリ(RAM)、64GB内蔵ストレージ、5.5インチ WQHD(1440×2560ドット)アクティブマトリクス式有機EL、Gorilla Glass 4、3250mAhバッテリー、背面カメラ2000万画素 F1.8 光学式・電子式手ブレ補正・前面カメラ800万画素 F2.2、無線LAN IEEE802.11 b/g/n/ac 2×2 MU-MIMO、Bluetooth 4.1、FDD-LTE:B1/B3/B8/B19/B28、TD-LTE:B41対応など。
ハイエンドのCPUに4GBのRAMを搭載しているということで、SIMフリースマートフォンの中でもトップクラスの性能が期待できそうです。タッチ&トライコーナーで触ったところ、アプリの切り替えや設定メニューなどの動作が快適に動いていました。
AXON 7は、ハイエンドオーディオやポータブルアンプなどに搭載されている旭化成エレクトロニクス製のD/Aコンバーター「AK4490」を搭載し、濁りのない高音質Hi-fiサウンドを実現。ハイレゾーディオにも対応しています。この性能を引き出すためにもできるだけ高音質なイヤホンやヘッドホンを使いたいところではないでしょうか。
内蔵スピーカーはディスプレイの上下部分にステレオスピーカーを搭載しています。このスピーカーは、シアタークラスのサウンドシステムに導入されている「ドルビーアトモス」をスマートフォンに採用し、スピーカーだけではなくヘッドホンでもその音響体験ができました。内蔵スピーカーは流石に低音再現が苦手ですが、音の広がりや細かい音の立ち上がりが素早く、クリアな印象を受けました。なお、スマートフォンでの「ドルビーアトモス」導入は日本では初めてであるとのこと。
カメラは光学式手ブレ補正を搭載した2000万画素のイメージセンサーを搭載しています。動画撮影時には4K(3840×2160ドット)にも対応し、フラグシップスマートフォンらしい最高のものが搭載してあります。
動画撮影に密接関係するのが、内蔵マイクです。横位置で撮影する際に側面にある2つのステレオマイクロフォンが拾ったアナログ音声は、動画データに記録する際にデジタルに変換する必要があるわけですが、ここにも旭化成エレクトロニクス製のA/Dコンバーター「AK4961」を搭載し、出力だけではなく入力に関しても最高音質を目指しています。
プレミアムスマートフォンのAXON 7 miniは、5.2インチディスプレイを搭載する弟分。基本デザインは共通で、ドルビーアトモスなどに対応するステレオスピーカーを搭載しています。サイズが幾分小さくなるため持ちやすく、第一印象でこちらの方が良いと思うかもしれません。
主なスペックとして、Qualcomm Snapdragon 617(MSM8952)、3GB内蔵メモリ(RAM)、32GB内蔵ストレージ、FHD(1080×1920ドット)アクティブマトリクス式有機EL、Gorilla Glass 4、2700mAhバッテリー、背面カメラ1600万画素 F1.9・前面カメラ800万画素 F2.2、無線LAN IEEE802.11 b/g/n、Bluetooth 4.1、FDD-LTE:B1/B3/B8/B19/B28、TD-LTE:B41対応など。
オーディオチップにはAXON 7とは異なる「AK4962」を搭載しています。このチップはD/Aコンバーターを搭載するオーディオ統合チップとのことでした。AXON 7 miniはワンチップのオーディオ専用チップで高音質化を図っていますが、一方でAXON 7はオーディオの入り口と出口を別のチップにしてさらなる高音質化を図っているようです。
カラーは両機種ともに「クオーツグレー」と「イオンゴールド」の2色。つや消しのメタルボディーは丸みを帯びて持ちやすく、手に優しいフィット感があった。このデザインは、自動車メーカーBMWグループのDesignworksが手がけたものとのことで、様々なラインで構成された特徴的な曲線の美しさがありました。
販売価格はAXON 7が59,800円(税別)、AXON 7 miniが39,800円(税別)、画面サイズで選びたいところですが、ハイスペックスマートフォンが59,800円ということで、そちらの方も気になるところですね。
(文:mi2_303)
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