冬のボーナス商戦でおすすめ!高性能SIMフリースマホまとめ:SIM通
これまでの「安く、そこそこの性能」の機種から、最近は「そこそこの価格で、高性能」な機種も充実してきたSIMフリースマホ。価格が上がり「失敗したくない」と思う方も増えると思います。そこで、今回は各メーカーのハイスペックスマートフォンをまとめました。
盛り上がりを見せるSIMフリースマートフォン市場ですが、ここ半年で大きな変化が起きています。
今までは「安く、そこそこの性能」の機種が席巻していましたが、最近は「そこそこの価格で、高性能」な機種も充実してきました。
価格が上がった分だけ「失敗したくない」と思う方も増えると思います。そこで、今回は各メーカーのハイスペックスマートフォンを特性ごとにまとめました。購入の際の参考にしていただければ幸いです。
RAM6GBのモンスターマシン!ZenFone 3 Deluxe(ZS570KL)
最初に紹介する機種は、ASUSのモンスタースペックマシンZenFone 3 Deluxe(ZS570KL)。「性能怪獣」をうたうASUSの中で名実ともにハイスペックのマシンがやって来ました。
価格 | 96,984円(ZenFone Shop) | |
CPU | Qualcomm Snapdragon 821 | |
RAM | 6GB | |
ディスプレイ | 5.7インチ(1920×1080) | |
内蔵ストレージ/外部メモリ | 256GB/microSDHC 最大2TB | |
バッテリー | 3,000mAh | |
カメラ画素数 | メイン2,300万画素/サブ800万画素 | |
サイズ(高さ×幅×奥行き)/重量 | 156.4×77.4×7.5/約172g | |
デュアルSIM・デュアルスタンバイ | 対応 |
特筆すべきはCPUとRAMです。大手キャリアの最新機種でもSnapdragon 820、さらに前のSnapdragon 808を搭載している機種がほとんどなので、国内における最先端のモデルとも言えるでしょう。Snapdragon 821を搭載したことで動作周波数が2.4GHzまで上がり、快適な動きが期待できます。
またRAMは前のモデルの4GBを更に上回る6GBを搭載しており、モバイルデバイスとしてはもう十分な数値。本体価格は96,984円(執筆時現在)と「デラックス」な値にもかかわらず、売り切れとなっています。
ちなみに、同じZenFone 3 Deluxeでも「ZS550KL」型番のモデルは、CPUがQualcomm Snapdragon 625でRAM4GBとスペックが違う仕上がりのため、注意が必要です。
ライカお墨付きのダブルレンズ搭載!HUAWEI P9
続いて紹介する機種は、HUAWEIのP9。
CPUは自社製のKirin 955を搭載しており、Antutuベンチマークを行なってもコンスタントに「95,000」以上のスコアを叩き出す優秀なスマホです。
価格 | 54,864円(HUAWEI ONLINE STORE) | |
CPU | HUAWEI Kirin 955 | |
RAM | 3GB | |
ディスプレイ | 5.2インチ(1920×1080) | |
内蔵ストレージ/外部メモリ | 32GB/microSDHC 最大128GB | |
バッテリー | 3,000mAh | |
カメラ画素数 | メイン1,200万画素×2/サブ800万画素 | |
サイズ(高さ×幅×奥行き)/重量 | 145×70.9×6.95/約144g | |
デュアルSIM・デュアルスタンバイ | 非対応 |
P9の特筆すべき特徴は、ライカ監修のダブルレンズカメラです。どちらも1,200万画素のレンズですが、片方はモノクロ・片方はRGBセンサーを搭載しており、撮影時に合成し描写力を高めています。
暗めの室内でも、明かりを多く取り込み綺麗に撮影できます。
また、モノクロレンズ単独で撮るモノクロ撮影は、他のスマホが色を引いた描写とはまた違った雰囲気です。
深みのある仕上がりになるので、撮ってて楽しくなります。
その他にもシャッタースピードやISO値をマニュアルで調整できる「PROモード」、後からピントを調整できる「ワイドアパチャー」など、カメラに関する機能や設定がかなり充実しているため、写真好きの方に強くオススメできる1台です。
変身・拡張が楽しめる!Moto Z
続いては、motorolaのハイエンドスマホ「Moto Z」。
CPUはQualcomm Snapdragon 820でRAMは4GB。5.5インチWQHDの高解像度ディスプレイを搭載して、薄さは脅威の5.19mm。
価格 | 91,810円(Amazon) | |
CPU | Qualcomm Snapdragon 820 | |
RAM | 4GB | |
ディスプレイ | 5.5インチ(2560×1440) | |
内蔵ストレージ/外部メモリ | 64GB/microSDHC 最大2TB | |
バッテリー | メイン1,300万画素/サブ500万画素 | |
カメラ画素数 | メイン1,300万画素/サブ500万画素 | |
サイズ(高さ×幅×奥行き)/重量 | 153.3×75.3×5.19/約136g | |
デュアルSIM・デュアルスタンバイ | 対応 |
ただし、このスマートフォンの真価はこうしたカタログスペックではなく、「Moto Mods」という追加パーツを使った拡張性にあります。これは2,220mAhの追加バッテリーや、最大70インチで投影できるプロジェクターのパーツで、背面にマグネットで「カポッと」はめるだけでOK。
面白いのは、ハッセルブラッド社のカメラ技術を使った「HASSELBLAD TRUE ZOOM」のパーツ。光学10倍ズームを搭載し、画質を劣化させることなく超望遠ズームが可能で、デジカメのような見た目に変わります。カメレオンのように変化する、Moto Modsを体現する拡張アイテムではないでしょうか。
このMoto Modsは兄弟機種のMoto Z Playや、今後発売される機種との互換性を持たせるとのこと。
基本スペックをおさえてスタンダードに使いながらも、変わり種にも魅力を感じる方はMoto Zを選んでみてはいかがでしょうか。
スペックと価格のバランス重視!FREETEL KIWAMI(極)2
続いて紹介するのはSIMフリースマートフォンを販売しつつ、MVNOも手がけるFREETELのフラッグシップモデルKIWAMI(極)2。
価格 | 53,784円(FREETEL公式) | |
CPU | MT6797(Helio X20) | |
RAM | 4GB | |
ディスプレイ | 5.7インチ(2560×1440) | |
内蔵ストレージ/外部メモリ | 64GB/microSDHC 最大2TB | |
バッテリー | 3,400mAh | |
カメラ画素数 | メイン1,300万画素/サブ800万画素 | |
サイズ(高さ×幅×奥行き)/重量 | 157.2×77.5×7.2/約168g | |
デュアルSIM・デュアルスタンバイ | 対応 |
10コアのCPUに、5.7インチWQHDの高解像度ディスプレイを搭載。さらにバッテリーは3,400mAhと競合製品と比較しても大きく抜きん出ています。
圧巻なのが、この充実スペックで本体価格が5万円前半とお安いこと。
また、FREETELの通信プランとセットになった「スマートコミコミ」プランを申し込むと最初の1年間月額料金が1,000円引きになるキャンペーンも実地中。
なお、KIWAMI2は未発売のモデルで、発売日は12月22日(木)を予定していますが、FREETELは発売が遅れることが多々あるので、すぐに買いたい方はこまめにチェックしたほうがいいでしょう。
スペックと価格の両方を重視する人にオススメの1台です。
バランス重視ならこの1台。安定のiPhone 7 Plus
最後に紹介するのはiPhone 7 Plus。国内発売のスマートフォンの中でも唯一、3キャリアとSIMフリーで発売されているモデルです。
OSが違うため、他のAndroidスマートフォンと使い勝手を同じように比較するのは難しいですが、ハイパワーのA10チップを搭載し、全体的なパフォーマンスは申し分ないできです。
価格 | 92,664円~(Apple Store) | |
CPU | Apple A10 | |
RAM | 非公開 | |
ディスプレイ | 5.5インチ(1920×1080) | |
内蔵ストレージ/外部メモリ | 32GB・128GB・256GB/非対応 | |
バッテリー | 非公開 | |
カメラ画素数 | メイン1,200万画素×2/サブ700万画素 | |
サイズ(高さ×幅×奥行き)/重量 | 158.2×77.9×7.3/約188g | |
デュアルSIM・デュアルスタンバイ | 非対応 |
HUAWEI P9と同じように、カメラは2つのレンズを搭載していますが、iPhone 7 Plusの場合は広角・望遠と画角の違うレンズを搭載したことによるデジタルズームがウリです。
こちらが広角カメラで撮影した通常の写真。
望遠レンズを使った光学2倍ズームの写真。
画質は維持したままです。
最大のデジタル10倍ズーム。ここまで来るとはっきりと荒くなります。
画質こそ落ちますが、最大で10倍のデジタルズームが使えるのはメモカメラとして悪くないと思います。前述したHUAWEI P9と二つのレンズの使い方が大幅に違い、それぞれの方向性でカメラを進化させていると言えるでしょう。
また、iPhone 7 Plusの特徴として、多種多様な周波数に対応しているのも挙げられます。国内大手3キャリアの周波数をほぼ全てカバーし、高音質通話VoLTEに対応。また海外の会社の周波数も手広く抑えています。国内外問わず色々な会社のSIMを使う場合はうってつけの1台となりそうです。
iOSやAppleのエコシステムの好みは別れると思いますが、1台のスマートフォンとして見ても、安定したバランスのいい1台だと言えるかもしれません。
予算と用途で選んでみよう
今回は、ハイスペックSIMフリースマホ5台を選びました。
カタログスペック上は大きな違いを感じにくいかもしれませんが、価格設定や付随機能などで差が出ています。
それぞれの適正を見極めながら、しっかりとご自分に合った1台を選んでいただきたいと思います。
(文:モバイルプリンス)
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