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KDDI、スマホを自動探索・充電するIoTガジェット「充電ロボ」プロトタイプを開発
KDDI総合研究所は、スマートフォンを自動探索・充電するIoTガジェット「充電ロボ」のプロトタイプを開発。カメラと距離測定センサー、Raspberry Pi Zeroなどのマイコンボードを搭載し、自律走行する。
KDDI総合研究所は、3月16日にスマートフォンを自動探索・充電するIoTガジェット「充電ロボ」のプロトタイプ開発を発表した。
充電ロボにはカメラと距離測定センサー、Raspberry Pi Zeroなどのマイコンボードを搭載。自律走行しながら充電ロボのカメラが卓上の状況を画像認識し、障がい物や机からの落下を避けながら端末を探索する。発見後はUSBポートを認識して自動接続・充電。充電完了すると端末から離れて、充電ロボ自身の充電のために卓上の充電ステーションに自動で戻る。画像処理やシステム制御を工夫したことで、安価な部品のみで高度な動作を実現した。
充電ロボはGoogleが主催する「Android Experiments OBJECT」で、2016年9月9日に特別賞を受賞。3月24日~3月26日に東京・世田谷区の二子玉川 蔦谷家電2階で開催される展示イベント「Android Experiments OBJECT」へ他の受賞作品と共に出展する。
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