スマホ決済を利用しない理由は?
KDDIは、7月4日に10~50代のスマートフォン所有者を対象とした「スマホ決済利用意向調査」の結果を発表。2割がスマホ決済を利用し、利用意向は10代が最も高いもののクレジットカード未所有のため利用できないという実態が分かった。
KDDIは、7月4日に10~50代のスマートフォン所有者を対象とした「スマホ決済利用意向調査」の結果を発表した。調査方法はWebで、調査期間は6月16日~6月19日。有効サンプル数は2060。
スマートフォンを用いた決済サービスは、スマートフォン所有者の2割が利用。その理由は「会計がスムーズだから」(23.4%)が最も高く、「ポイントが付くから」(22.2%)、「財布を持たなくて済むから」(15.0%)と続く。また、91.3%がスマホ決済を「継続利用する」と答え、満足度の高さが伺えた。
全体の42.5%が今後スマホ決済を使うと回答し、年代別では「10代」(53.8%)が最も高く、「20代」(42.2%)と若年層が利用に積極的な姿勢を見せた。スマホ決済の利用場所はコンビニや交通機関の日常使いのほか、10代は「ライブ・コンサート会場」(27.0%)、「フリーマーケット」(25.4%)、20代は「音楽フェス」(27.1%)、「観光地」(25.9%) などアクティブシーンでの利用が目立つ。40~50代は「百貨店・デパート」や「家電量販店」など日常シーンでの利用が多くなった。
利用意向理由は、10~20代が「会計がスムーズ」(10代: 50.0%/20代: 52.9%)、「財布を持たずに済む」(10代: 49.5%/20代: 41.3%) 、40~50代は「ポイントが付くから」(40代: 56.2%/50代: 50.8%)が多く、年代によって異なることが判明。
現在スマホ決済を利用していない理由は「セキュリティが不安」(38.8%) 、「スマホの紛失・故障」(34.7%)、 「悪用される」(25.0%) 、「登録が面倒」(23.0%)、「操作方法が分からないから」(15.1%) が上位となり、10代は「クレジットカードを持っていないから」(28.1%) が多く、利用したくても利用できない状況が浮き彫りとなった。
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