留守電のメッセージをLINEやメールで“読む”方法:モバイルdeワークスタイル変革(2/2 ページ)
留守番電話の確認は、何かと面倒なもの。留守電のメッセージがテキストになって飛んで来たらいいのに……。そんな人にオススメしたいのが、ソースネクストの「スマート留守電」です。
ドコモの「みえる留守電」がライバル?
2017年6月下旬、NTTドコモのサービスとして「みえる留守電」がスタートしました。これは、ドコモのスマートフォンを利用中で、「留守番電話サービス」と「spモード」を契約していると利用できる「ドコモ留守電アプリ」の新機能としてリリースされたものです。
ドコモ留守電アプリは、「留守番電話サービス」(月額300円・税別)の伝言メッセージをダウンロードし、好きな順番で再生できるAndroid端末用のサービスです。新たな機能として、ダウンロードされた伝言メッセージの内容を、文字で画面に表示できるようになりました。伝言メッセージは最大100件まで保存可能だそうです。
既にドコモ留守電アプリを利用していたユーザーにとっては、追加料金なしで留守番電話サービスが便利になったわけです。ドコモのAndroidユーザーならこれで十分かもしれません。
しかし、みえる留守電は専用アプリの中でしか読めませんし、そもそも留守番電話サービスとspモードを契約していないと使えません。
スマート留守電は契約している通信事業者に関係なく申し込めます。また、LINEでも留守電メッセージを見たい方、もともと「みえる留守電」を使っていて、MNPしてMVNOで使い始めたという方、ドコモユーザーでもiPhoneの方にとっては、「スマート留守電」が選択肢になるでしょう。
通話頻度とのバランスを考えて
句読点が入らないので、長いメッセージは少々読みにくさもありますが、すぐテキストで読めるのはストレスがありません。とある海外ドラマの1シーンで、録音内容の確認しているけれど、周りがうるさくてよく聞き取れず――というものがありましたが、テキストで確認できる「スマート留守電」なら聞き漏らしもないでしょう。
気になる点があるとすれば転送時の通話料です。音声定額の契約なら問題ありませんが、そうでない場合、転送料金が発生します。MVNOを使っている場合は通常30秒20円かかります。もっとも、留守電を確認する際にも通話料がかかるので、ここはあまり気にしなくていいかもしれません。
応答メッセージの時間を含めても、30秒を超えるメッセージ録音はなかなかないと思いますが、取りあえず最低でも1回につき20円発生すると考えて、過去の留守番電話サービスの利用頻度を踏まえて、月額料金ともども計算してみてください。今後は主要14言語に翻訳する機能も搭載予定とのこと。あとは、メッセージをテキストで受け取れるメリットとのバランスといえそうです。
通話をすることが多いけど、電話に出られないことも多い。そんな人がスマート留守電を使えば、これまで留守電の確認に費やしていた時間を節約できるでしょう。
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