連載

初の「おサイフケータイ」対応スマホ! Android au初号機「IS03」(懐かしのケータイ)

スマートフォンで初めて「おサイフケータイ」に対応したIS03。ワンセグや赤外線通信といった、日本のケータイで人気の機能も多数取り入れていました。

 思い出のケータイを振り返る連載。今回紹介するのは、au(KDDI・沖縄セルラー電話)のシャープ製スマートフォン「IS03」です。


「IS03」

 2010年に発売されたIS03は、auとしては2機種目となったAndroidスマホです。スマホとして初めて「おサイフケータイ(モバイルFeliCa)」に対応した機種でもあります。

 auのAndroid初号機のIS01(シャープ製)はQWERTYキーボードを搭載した「スマートブック」で、IS02(東芝製)はQWERTYキーボード付きのWindows Mobile端末だったので、純粋にタッチパネルのみ搭載するAndroidスマホはIS03が「au初」ということになります。

advertisement

 3.5型のメインデイスプレイの下部には、常時表示が可能なメモリ液晶を搭載していました。メモリ液晶部分には、「ホーム」「戻る」などのナビゲーションキーが表示されるほか、メインディスプレイ消灯時には時計や電池残量、不在着信の通知などが表示される仕組みです。

 ワンセグや赤外線通信にも対応し、「ケータイから買い替えても今までのサービスを使い続けられる」という観点で注目を集めました。

 しかし、発売当初には「Edy」や「モバイルSuica」といったキラーサービスの提供が始まっておらず、「モバイルWAON」が利用できる程度で、「すべて同じサービス」となると少し待たなけらばなりませんでした。

「IS03」の主な仕様

  • 発売日:2010年11月26日
  • キャリア:au
  • メーカー:シャープ
  • サイズ:約63(幅)×121(高さ)×12.6(奥行き)mm
  • 重量:約138g
  • メインディスプレイ:3.5型(960×640ピクセル)NewモバイルASV液晶 6万5000色
  • アウトカメラ:有効約957万画素CCD
  • ボディーカラー:Orange、White、Black

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.