写真で解説する「IS03」(外観編)
KDDIが1台目用途を目指して投入するシャープ製のAndroid端末「IS03」は、フルタッチ型の正統派ともいえるスマートフォン。まずは外観の主なポイントを見ていこう。
auのシャープ製Androidスマートフォン「IS03」は、2台目用途を想定した「IS01」とは異なり、メイン端末として使ってもらうことを目指したモデルだ。赤外線通信やワンセグ、Eメール(〜@ezweb.ne.jp)など、従来のケータイでお馴染みの機能はもちろん、Android端末として初めて「おサイフケータイ」に対応した。歩行者ナビ「au one ナビウォーク」や音楽サービス「LISMO」も利用できる。そんな“渾身の1台”ともいえるIS03。まずは外観からチェックした。
本体の形状は、大きなQWERTYキーボードを搭載した折りたたみ型のIS01とは異なり、物理キーボードを搭載しないフルタッチ端末となっている。本体のサイズは63(幅)×121(高さ)×12.6(厚さ、最厚部13.3ミリ)で、重さは約138グラム(いずれも2010年10月4日時点の暫定値)。iPhone 4と比べると、重さ(137グラム)はほぼ同じだが、58.6(幅)×115.2(高さ)×9.3(厚さ)のサイズを見ると、IS03の方が大きい。ただ、実際にIS03を手にした印象は、思ったほど重くはなく、片手でも違和感なく操作できると感じた。
ディスプレイは、ダブルVGA表示(640×960ピクセル)対応の約3.5インチNewモバイルASV液晶に、メモリ液晶を加えた「コンビネーション液晶」を搭載。省電力を実現したメモリ液晶は、常時点灯できるのが特長。ソフトバンクの「mirumo 934SH」と「mirumo2 944SH」のサブディスプレイにも採用されている。
メモリ液晶はメインディスプレイ下部にあり、ホーム画面表示、クリア、検索、サブメニュー呼び出しなどの操作が可能。Android端末では、これらの操作を物理キーに割り当てた機種が多いが、IS03はメモリ液晶のアイコンをタップして操作できるので、本体表面には物理キーがなく、フラットな形状を実現している。また、メインディスプレイの消灯時には、時計や歩数計、不在着信などの情報が表示される。メモリ液晶は操作パネルと情報表示という2つの役割を持っているわけだ。
このほかに外観の特徴として挙げられるのが、側面に搭載したシャッターキーだ。シャープ 執行役員 情報通信事業統轄兼通信システム事業本部長の大畠昌巳氏によると、当初は画面をタッチしてシャッターを切る仕様だったが、使い勝手を考慮し、後から専用のキーを付けたという。シャッターキーはやや突起しており押しやい。外部接続端子はMicro USB。ワンセグ用のホイップアンテナやストラップホールも備えている。バッテリー容量は1020mAhで、IS01の1400mAhよりは小さくなっている。
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