シャープが「AQUOS sense6」発表 7.9mmの薄型ボディーにIGZO OLEDを搭載
シャープが、スマートフォンAQUOSの新製品「AQUOS sense6」を2021年秋以降に発売する。シリーズ初となるIGZO OLEDや4570mAhのバッテリーを搭載しながら、先代の「AQUOS sense5G」から11%の薄型化に成功した。ディスプレイは約6.1型のIGZO OLEDを搭載している。
シャープが9月27日、スマートフォンAQUOSの新製品として「AQUOS sense6」を発表。2021年秋以降に発売する。カラーはライトカッパー、シルバー、ブラックの3色で展開。キャリアはNTTドコモとKDDIが取り扱う。
AQUOS sense6は、シャープのミッドレンジスマートフォン「AQUOS sense」の最新モデル。5Gに対応し、シリーズ初となるIGZO OLEDや4570mAhのバッテリーを搭載しながら、先代の「AQUOS sense5G」の厚さ8.9mmから7.9mmと、約11%の薄型化に成功した。
ディスプレイは10億色の表示に対応した約6.1型のフルHD+(1080×2432ピクセル)IGZO OLEDを搭載している。ピーク輝度は1300ニト、コントラスト比は1300万:1を実現。従来のAQUOS senseでは指紋センサーをディスプレイ下に搭載していたが、今回は画面内指紋センサーを採用することで、画面占有率がアップした。
プロセッサはSnapdragon 690 5Gを採用。メインメモリと内蔵ストレージは、4GB/64GBと6GB/128GBという2種類を用意する。静止表示時に画面の更新を止めるアイドリングストップ機能を持つIGZOと、4570mAhバッテリーにより、シャープの調べで1週間の電池持ちを実現した。さらに、バッテリー残量が90%に達すると充電を止め、端末への直接給電に切り替えてバッテリーへの負荷を軽減することで、3年使ってもバッテリー容量90%を維持できるようになったという。
アウトカメラは約4800万画素の広角カメラ、約800万画素の望遠カメラと超広角カメラの3つで構成される。F値と焦点距離は広角カメラがF1.8と26mm、超広角カメラがF2.4と15mm、望遠カメラがF2.4と53mm。標準カメラにより明るく撮影できるレンズを採用したことで、AQUOS sense5Gの2倍の光量を確保できるようになった。AQUOS R6のカメラ画質技術をベースに開発した新画質エンジン「ProPix3」を採用して画質の向上も図った。インカメラは約800万画素となる。
サイズは約70(幅)×152(高さ)×7.9(奥行き)mm、重量は約156g。IP68の防水・防塵(じん)やおサイフケータイにも対応する。auのモデルはeSIMにも対応しており、物理SIMと合わせてDSDV(デュアルSIM、デュアルVoLTE)で運用できる。
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