「ARROWS NX F-01F」のAV関連機能を試してみよう映像や音楽を満喫できる(2/2 ページ)

» 2013年11月15日 09時30分 公開
[井上翔,PR/ITmedia]
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ちょっとだけ(?)機能変更のあった「フルセグ」

 先代の「ARROWS NX F-06E」では大きなトピックとなった地上波デジタルテレビ放送の「フルセグ」にも対応。モバイル向け放送である「ワンセグ」と比較して高画質で、特に文字情報や人の表情の視認性が向上して見やすくなる、という大きなメリットがある。

 F-01Fも、引き続きフルセグに対応している。データ放送や番組録画はワンセグのみ対応など、基本的な仕様はF-06Eと同様だが、筆者的に見逃せない、“ちょっとした変更点”が2点ほどある。

 まず、アンテナが外付けになったことだ。前回触れた通り、F-01Fでは大画面と持ちやすさを両立すべく、ラウンドフォルムとなった。その影響で、本体にロッドアンテナを内蔵することが困難になった。そのため、アンテナは「アンテナ付イヤホンケーブル」として外付けとなった。より多くのデータを受信するフルセグでは、より安定した受信環境が求められる。電波強度が相当に強い場合は、ケーブルを接続しなくても受信できるが、ケーブル接続時よりもどうしても不安定になってしまい、ブロックノイズが多発したり、ワンセグに切り替わったりする頻度が増える。受信感度が増すとはいえ、ケーブルを持ち歩く必要があるのは悩ましい。

photophoto フルセグの安定した視聴には、本体セットに同梱されているアンテナ付イヤホンケーブルが必携だ(写真=左)。ケーブルなしでもフルセグ受信は可能だが、接続していないときよりもブロックノイズが発生しやすくなる(写真=右)

 もう1点が、縦画面時に使える機能の変更だ。F-06Eでは、縦画面時にTwitter連携機能を使えた。テレビ番組を見ながらツイートするには非常に便利だったが、それ以外のSNSとの併用が困難だった。F-01Fでは、この機能が「Webブラウザ」に置き換わっており、Twitter以外のSNSとの連携はもとより、そのほかのWebサイトを見ながらテレビを視聴できるようになった。Webブラウザには、受信中の番組名をキーワードにしてGoogle検索できる機能もあり、番組関連情報を調べる際に便利に使える。

photophoto TwitterボタンがWebブラウザボタンに変わり、Twitter以外のWebサイトにもアクセスできる(写真=左)。画面下部の虫眼鏡をタップすると、番組名をキーワードにしてGoogle検索が可能(写真=右)

自宅でより大画面で楽しめる「MHL」と「Miracast」

 いくら画面が大きくなったとはいえ、より大人数で楽しむとなると、テレビやプロジェクターに映し出した方が良いこともある。そんなときに便利なのが「MHL」と「Miracast」だ。

 MHLは、Micro USB端子と同じ形状の映像出力端子を持つ規格で、多くの対応出力機器ではMicro USB端子と兼用となっている。F-01Fも例外ではなく、専用ケーブルでF-01FのMicro USB端子とMHL対応映像デバイス(テレビなど)を接続すれば、映像と音声を出力できる。MHL入力に非対応の映像デバイスの場合、HDMI端子に変換アダプターを接続すればよい。

 Miracastは、無線LANを介して映像と音声を対応デバイスに伝送するための規格だ。映像デバイスがMiracastに対応していれば、スマートフォンから直接出力できる。映像デバイスがMiracastに対応していない場合、HDMI端子にMiracast対応アダプターを接続すれば、スマートフォンからワイヤレスで出力可能だ。

 注意点として、いずれも横画面定義のあるアプリに関しては横画面に固定されてしまうことと、動画は外部出力側にのみ表示されること、テレビ(ワンセグ・フルセグ)の外部出力には対応しないことが挙げられる。

photo Miracastで「Hulu」のコンテンツをテレビに伝送。この際、F-01F側には動画が表示されない。MHL出力時も同様だ

 F-01Fは、非常にAV機能も充実していることがお分かりいただけたと思う。「もっと映像や音楽を楽しみたい」という人にもお勧めできる機種だ。

 次回は、F-01Fの“3日持つ”といわれるバッテリー性能について検証する。

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2013年11月30日

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