HYBRID W-ZERO3用WILLCOM UIのアップデートファイル 配布開始
シャープが、「HYBRID W-ZERO3」専用ユーザーインタフェース、WILLCOM UIをバージョンアップするアップデートファイルの配布を開始した。バージョンアップすると、パケット通信の接続先を、待受画面で3GとPHSに切り替えられるようになる。
シャープが4月22日、ウィルコムのWindows Mobile 6.5搭載スマートフォン「HYBRID W-ZERO3」に搭載されている専用ユーザーインタフェース、WILLCOM UIの操作性を向上させるアップデート用ファイルの提供を開始した。アップデートはWILLCOM UIから「設定」を開き、「ソフトウェアアップデート」を選ぶと行えるほか、PCでダウンロードしてからHYBRID W-ZERO3に転送することもできる。なおバッテリーが満充電状態でないとアップデートは行えない。
WILLCOM UIを最新バージョンのVersion 2.1000にバージョンアップすると、データ通信方式を「3Gパケット方式」と「PHSの4xパケット方式」に簡単に切り替えられる機能が待受画面に現れる。画面上部に並ぶ各種設定などが切り替えられるアイコンの一番右に、「3G」「PHS」と表示されるアイコンが表示され、ここをタップすると適宜接続先が変更可能だ。これに伴って、待受画面にフォーカスが当たっていることを示す「F」マーク(フォーカスモード)の表示は削除された。
また、WILLCOM UI Version 2.00000をインストールした場合、無通信監視タイマー(無通信の状態が継続した場合にネットワーク接続を自動的に切断する機能)の設定値が10秒に変更されていたが、今回のバージョンでは180秒に戻された。無通信監視タイマーの時間を10秒に戻したい場合は、「無通信監視タイマ変更ツール」を別途ダウンロードして設定する必要がある。
このほか、機能の安定性を向上させている。
なおアップデートを実行すると、待受画面の表示設定(並び順や天気表示)が初期化され、メニューランチャの並び順などの設定が変更されてしまう。
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