写真で解説する「らくらくホン7」(2/2 ページ)
iモード、デコメール、カメラ、ディスプレイを中心に着実に機能アップを果たした「らくらくホン7」。もちろん単にスペックが向上しただけではなく、らくらくホンならではの機能や使い勝手にもこだわった。
らくらくホンユーザーも利用意向が高いというデコメールは、新たにデコメ絵文字に対応したほか、「おまかせ絵文字」を利用することで、入力したテキストから自動でデコメールを作成することも可能になった。おまかせ絵文字で作成したデコメールは複数のパターンが用意されており、「文章の内容によってパターン数が変わる」(説明員)。デコメ絵文字は予測変換にも対応しており、例えば「たのしい」と入力すると、楽しさを表す絵文字とデコメ絵文字が候補に現れる。
カメラは、一昔前のハイエンドモデル並みの810万画素CMOSを搭載。被写体が笑顔になった瞬間にシャッターを切る「笑顔撮影」や、QRコードも認識可能な「自動シーン認識」、最大ISO12800相当の高感度モード、被写体にピントを合わせ続ける「追跡フォーカス」、手ブレ補正などに対応している。らくらくホン7ならではの機能として、指がレンズにかかったことを知らせる機能も採用した。撮影中に指がレンズにかかると、「指がレンズに被っています」というアラートが画面に表示される。
メールで送信された画像をフォトフレーム感覚でランダムに表示する「おまかせランダム待受」を、らくらくホン6から継承し、らくらくホン7ではサブディスプレイに表示可能になった。卓上ホルダに端末をセットすると、送られてきた写真が自動でスライドショー表示される。
この機能では、あらかじめ設定した「メールアドレス」から、設定した「件名」で送られてきた写真を「待受アルバム」フォルダへ自動で振り分け、スライドショー表示するというもの。設定できるメールアドレスは、らくらくホン6では1件のみだったが、「孫がお1人ではない年配の方もいる」(説明員)ことを考え、らくらくホン7では3件に拡張した。ただ、らくらくホンにしては設定が煩雑な印象なので、ユーザーによっては購入時にほかの人(息子や娘など)に設定してもらう必要があるだろう。
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